佼成学園がついに日大三へ夏初勝利!戦略的な投手起用が勝利につながる



先発・児玉悠紀(日大三)

 日大三vs佼成学園の一戦といえば、毎回激闘になる。2012年夏、2017年秋の決勝ともに、日大三の逆転劇で優勝を決めている。佼成学園の藤田監督は「尊敬する小倉監督に何度も跳ね返され、そのたびに佼成学園は強くなったと思います」と敬意を表しながら、この試合に臨んでいた。

 まずこの試合が劇的になったのは佼成学園の先発・平澤の安定感が素晴らしかったことだ。平澤は大会初戦となった國學院久我山戦以来の登板。

 中6日を置いて登板したことで、「良いコンディションで試合を迎えることができました」と語るように、常時130キロ中盤なのだが、國學院久我山戦と比べるとボールの質が素晴らしい。スライダーも低めに集める。2回表に先制二塁打を許したが、そのあとは持ち味である低めに集める投球で失点を与えない。

 日大三はエース左腕・児玉 悠紀が登板。出所が見にくいフォームから切れのある速球とスライダーを投げ込むのが特徴の児玉は立ち上がり満塁のピンチを招くが、その後は最速135キロのストレート、120キロ中盤の高速スライダーを投げ分け、佼成学園打線を抑えていく。

 佼成学園の藤田監督は「初回、満塁の場面でフルカウントの場面で変化球で三振を奪えるように経験がある投手でさすがだな」と敵将も認める投球術で3回裏にバッテリーミスで1点を失ったが、その後は0を並べる。