毎回の12奪三振の好投 最速128キロの逸材中学生が奪三振ショーを披露



藤林 悠真投手(3年=北斗ポニー)

<広澤克実杯全日本地域対抗選手権大会兼日本代表選手選考会:北海道選抜3-1沖縄選抜>◇4日◇江東ライオンズ 根津スタジアム

 2チームで12人の選抜チームを編成した北海道選抜が3対1で沖縄選抜を下した。この試合、北海道選抜の先発・藤林 悠真投手(3年=北斗ポニー)が6回を投げて被安打1、奪三振12、与四死球1、失点1と好投を見せた。

 チームの指揮を執った松尾監督は「直球が彼の持ち味です」とダイナミックな投球フォームから、角度を付けた直球は最速128キロを計測するという。対戦した沖縄選抜の選手からも「球威、制球力ともにありましたが、ナチュラルに直球が動いて捉えにくかった」と藤林の直球の良さを話す。

 カーブや縦のスライダーといった変化球もあり、木製バットを使う中学生には攻略が難しかった。

 これからの成長に期待がかかる藤林は「1人1人の打者に集中して思い切り投げたので、今まで以上の力が出せたと思います」と振り返る。

 フォームを参考にしたのは同じ北の大地で活躍したメジャーリーガーだった。

「中学になってすぐメジャーリーガーの動画を見ることが増えてきて、その時にお尻の使い方をよく見ています。1回真似したときに、お尻から下げないと立ち投げになってしまい、綺麗な真っすぐも投げられないことに気が付いたんです。それからはイメージを固める意味でも、(パドレスの)ダルビッシュ有さん(東北高出身)をよく見て実践しています」

 各地域の実力者が集まる今大会で、12奪三振を記録したことは今後の自信につながるはずだ。これからの野球人生で、より飛躍した姿を見せてくれることを期待したい。

 打線が藤林を援護したのは4回。相手のバッテリーエラーや守備の乱れ、さらに押し出しの四球で一挙3点を奪うと、藤林が5回に沖縄選抜の伊良部 瑠来内野手(2年=八重山ポニー)に適時二塁打を許したが、リードを保って勝利。最後は田澤 慶明投手(3年=北斗ポニー)が抑えて勝利した。