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安西 叶翔
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安西 叶翔(常葉大菊川)

都道府県:
高校:
学年:
2023 年卒
ポジション:
投手
投打:
右/右
球速:
150 km
身長:
186 cm
体重:
89 kg
データ最終更新日:2022年10月20日

選手能力値

投手能力
球速
A
制球力
A
スタミナ
A
変化球
A
投球術
A
プロ注目度
A
球種・球筋右投手
ストレート

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寸評




 今年の高校生右腕で、12球団のスカウトから注目されている剛腕がいる。
それが常葉菊川の安西 叶翔投手だ。右サイドから投げ込むストレートの最速は150キロをマークする。

 近年、戸郷翔征投手(巨人)、大勢投手(巨人)などテークバックが大きい速球派、右サイドの速球派の活躍により、その需要が高まっており、安西はそのタイプにガッチリ当てはまるということで、評価が上昇している。まず安西がスリークォーターとサイドの中間である位置になったのは2年秋。きっかけについてこう話す。
「自分の中でも悩んで試しながら投げていましたが、しっかりフォームを固めないといけないと思ってて、秋はすぐ負けてしまったので、その期間に自分のフォームを見つけていく作業の中で、今のスリークウォーターとサイドの間が自然と腕を振れたので、これで行こうと思いました。」

 そのため無駄な力みが見られない。キレ型の速球を投げる投手だ。140キロ前半の速球を両サイドへしっかりと投げ分けができている。右打者にも、左打者にも強気に攻めることができており、コーナーへ決まった時は打ち返すのが難しい。

 先発ながら平均球速は高く、夏休み後では、プロのスカウトが持参したスピードガンでは150キロをマーク。チームでも回転数を測ることができるようで、2300回転をマークするという。

安西は7割程度の力で、140キロ前半の速球を投げることを主眼に置いてきたという。

 さらに横滑りするスライダーの切れ味も鋭く、基本的にサイドなため、横変化。プロでは縦変化や、シュート系のボールを武器にできるまでマスターすると、より打ちにくい投手となるだろう。

(投球フォーム)

 走者がいなくてもセットポジションから始動し、左足を高々と上げて、右膝を適度に曲げてバランス良く立つことができている。その後、サイドスローのため、あまりお尻を落とすことはしないが、左足の膝を伸ばして、勢いよく着地する狙いが見える。

 その後、左腕のグラブを斜めに伸ばしていきながら、開きを抑え、テークバックの時に着地を行い、トップを形成する。その後、リリースに入るが、本人が語るように、腰の回転に合わせて、腕の振りに無理がない。恵まれたポテンシャルを活かせる投げ方となっている。

将来の可能性

 今年の高校生投手ではトップレベルの好投手であり、まとまりもあるタイプ。中継ぎとしては二軍ならばそれなりに投げられるほどのストレートの強さもある。そのままストレートの強度、速さを身につけていき、変化球の精度も極めていきたい。

 現状の球種であれば、中継ぎ向きであるが、丁寧に投球をする様子も見ると、先発もできそうな感性を感じる。高卒3年目に本領発揮できるよう、下積みを続け、大成することを期待したい。

情報提供・文:2022.10.20  河嶋 宗一

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