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風間 球打

風間 球打(ノースアジア大明桜)

都道府県:
学年:
3 年
ポジション:
投手
投打:
右/左
球速:
157 km
身長:
182 cm
体重:
80 kg
データ最終更新日:2021年7月24日

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寸評

 世代最速の豪腕がついに甲子園の切符を手にする…。
今や高校野球ファンの注目の的となった最速157キロ右腕・風間球打。剛速球が注目されがちだが、変化球の精度も非常に高いのも魅力である。決勝戦の秋田南戦では3安打完封勝利を挙げ、甲子園出場を決めた。この試合から風間の凄さ、懸念材料が見えた。そんな風間についてレポートしていきたい。

 ・相手の狙いを外した変化球中心の配球
秋田南打線は風間の速球対策をしてきた。風間は速球をゴリ押しするのではなく、130キロ前半のスライダー、130キロ後半のフォーク、110キロ後半の曲がり幅が大きいカーブを中心に投球を組み立てる。風間がよいのは縦に鋭く落ちるフォーク、カーブでストライクが取れる上に空振りが奪えること。

 2回裏に大きなピンチを招いたものの、冷静になって、投球を組み立てられたのは非常に大きかった。圧力のある剛速球が注目されるが、風間は落差の大きい縦系の変化球で勝負できるのは大きな強みだ。

・平均球速148キロの驚異的な数値
 風間の魅力といえば、平均球速の高さである。今回、決勝戦で確認できた51球のうち、21球が150キロ超え。最速153キロは9回にも計時。ところどころ60%〜70%の力で投げながらも、140キロ後半が出ているのだから、馬力が違う。風間のストレートはいわゆる振り下ろし系なので、ボールに角度があり、それでいて横に大きく曲がるスライダー、曲がり幅が大きいフォーク、カーブのコンビネーションがあるのだから相当打ち難いことが分かる。

・懸念材料 力まずに自分の思い通りの感覚で投げることができるか?
世代最速の豪腕としてこれ以上ないスケールを誇る風間。NPBスカウトは甲子園の前に風間の評価付けは終わっていると考えられる。1位でしか取れない人材だと。

 甲子園では、世間の認知度を一気に高めるチャンスといえる。最速157キロ右腕として興味が湧く高校野球ファンも多いだろう。甲子園のパフォーマンスによっては「急上昇ワード」と「トレンド」に入ってもおかしくない。

 懸念材料として、風間は投げ方からして、少しでも力むとボールが荒れやすいこと。上手く左足に全体重が乗って、右腕を振り下ろしができた時のストレートと、そうではない時のコントロールの差が激しい。特に走者を背負った場面になるほど荒れやすい。こういう投手は速いボールの割に失点が多い傾向にあるのだが、それでも失点を少なく済んでいるのは、変化球の制球力が高いこと。そのため最小失点で済んでいる。甲子園ではその変化球のコントロールを失われると、大量失点されやすいリスクがある。

 8月9日の開幕まで時間があるので、できることであれば、走者を背負った場面の投球をシミュレーションをして、準備をするべきと考える。徹底マークをされる中で、それをくぐりぬける投球をするには、周到な準備しかないのだ。


・これからも世代トップで居続けるには
 風間の現時点のストレートはプロ野球に所属する若手右腕と比較しても負けていない。球速、変化球というものは高校3年間でこれ以上ないぐらい身につけたといえる。

 駆け引きを覚え、万全な故障に対するケア、調整ができれば、十分にプロの世界でも豪腕で勝負できる投手といえる。

 まずは自身にとって初の甲子園。怪我なく、感染対策を徹底して、準備を行い、持てる力を全て発揮して、甲子園をわかせることを期待したい。


情報提供・文:2021.07.24  河嶋 宗一

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