
小園 海斗 (報徳学園)
- 寸評
- コラムから抜粋
正直に言うと、根尾、野村よりよく見えた選手がいた。遊撃手の小園 海斗(報徳学園・右左・178/73)と中堅手の藤原 恭大(大阪桐蔭・左左・181/78)だ。
小園は走塁と守備だけなら今年のドラフト候補の中でも上位に入る。走塁で凄いのは準決勝の履正社戦、第3打席でセンターフライを打つのだが、このときの二塁到達タイムが7.76秒だった。準々決勝の福岡大大濠戦、第3打席でも同様にセンターフライを打ち、このときの二塁到達タイムが7.99秒。単に足が速いだけでなく、ゲームへの参加意識の高さがこの走塁からはうかがえる。
ちなみに、私がストップウォッチで計測した小園の打者走者としての各塁到達タイムは以下の通りである。驚くことに私が全力疾走・俊足の目安にしている打者の走者の「一塁到達4.3秒未満、二塁到達8.3秒未満、三塁到達12秒未満」を、10回の計測機会のうちすべてクリアしている。全力疾走率10割は私の計測史上で初の快挙である。
【センバツでの小園 海斗(報徳学園)の各塁到達タイム】
◇1回戦/多治見戦
第二打席:遊撃ゴロ3.97秒
第三打席:三塁打11.27秒
第四打席:二失4.06秒◇2回戦/前橋育英戦
第二打席:一塁ゴロ4.09秒
第三打席:右前打4.24秒◇準々決勝/福岡大大濠戦
第三打席:中飛7.99秒◇準決勝/履正社戦
第一打席:中前打4.02秒
第二打席:左前打4.15秒
第三打席:中飛7.76秒
第五打席:右前打4.08秒小園は守備もうまい。フィールディングとスローイングに軽快さと強さが同居し、たとえば根尾と比較すると、根尾のほうは人からうまいと思われたい、強肩と思われたいという欲が見え、それがフィールディング、スローイングを不安定にしているきらいがあるが、小園からはそういう雑念が感じられないので安心して見ていられる。
- 情報提供・文:2017.05.02 小関 順二
言葉では表せないほど魅力あるプレーをして見せてくれるユーティリティープレーヤー。
将来が楽しみで夜も眠れない。高みを目指してほしい。
皆は是非とも注目してもらいたいバッターである。
自分的には1番プロで活躍するんじゃないでしょうか?
そして、試合終盤に後ろで観戦してたおじ様が、あの子一年生やからなぁ!的な事を言われて、阿鼻叫喚。
ほんまに桁違いのものすんごい選手もおるもんやねんなぁ。と、全く接点ありませんが、将来が楽しみな超有望すぎる選手です。
報徳とやるときは、ショートに飛ばしたらアウトやと思てやらなあきませんで?笑
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