
小林誠司(巨人)、野村祐輔(広島)
第95回記念選抜高校野球大会の出場校が発表された。今大会は記念大会で従来より4校多い36校が出場するが、出場校のOBにはプロ野球選手も数多い。
中国地区からは広陵(広島)、光(山口)、鳥取城北(鳥取)の3校が春のセンバツに出場する。
広陵は春のセンバツで3度の優勝を誇る名門校。かつては金本知憲(広陵→東北福祉大→1991年広島4位)元阪神監督や、二岡智宏(広陵→近畿大→1998年巨人2位)巨人2軍監督らを生み出した。
現役選手でもソフトバンク・有原 航平投手(広陵→早稲田大→2014年日本ハム1位)や、DeNA・佐野 恵太外野手(広陵→明治大→2016年DeNA9位)、オリックス・福田 周平外野手(広陵→明治大→NTT東日本→2017年オリックス3位)ら主力クラスも数多い。
また昨年のドラフト会議では河野 佳投手(広陵→大阪ガス→2022年広島5位)が指名を受けプロ入りを果たした。
その他では広島・野村 祐輔投手(広陵→明治大→2011年広島1位)、広島・上本 崇司内野手(広陵→明治大→2012年広島3位)、巨人・小林 誠司捕手(広陵→同志社大→日本生命→2013年巨人1位)、日本ハム・上原 健太投手(広陵→明治大→2015年日本ハム1位)、広島・中村 奨成捕手(広陵→2017年広島1位)、楽天・太田 光捕手(広陵→大阪商業大→2018年楽天2位)、楽天・吉川 雄大投手(広陵→東海大→JFE西日本→2021年楽天7位)が現役でプレーしている。
昨シーズン限りで白濱裕太(広陵→2003年広島1巡目)が現役を引退。これで同校OBの現役最年長は、1989年生まれで今年34歳となる野村と小林のふたりとなった。昨シーズンはともに苦しいシーズンに終わっている。今シーズンは1年を通じて1軍で結果を残したいところ。
鳥取城北のOBで現役の選手はひとりもいない。昨シーズンまでは能見篤史(鳥取城北→大阪ガス→2004年阪神自由枠)がオリックスで兼任コーチとしてプレー。またその他のOBでは川口和久(鳥取城北→デュプロ→1980年広島1位)が、広島と巨人で通算139勝を挙げた。光のOBでドラフト指名を受けた選手は不在となっている。
(記事:勝田 聡)