マーガード 真偉輝 キアン

 巨人、そしてヤンキースなど日米にわたってアーチを描いてきた松井 秀喜氏。さらにヤクルト期待の新星・奥川 恭伸投手など、全国屈指の強豪・星稜からこれまで数多くのスター選手が誕生した。

 そんな先輩たちの背中を追いかけて活躍しているのが、エース・マーガード 真偉輝 キアンだ。
 沖縄県から石川県へやってきた逸材は、中学時代は宜野湾ポニーズで日本代表を経験。宜野湾ポニーズといえば、OBにはオリックスで新人王を獲得し、星稜の先輩・奥川と同期にあたる宮城 大弥投手などを輩出している強豪だ。

 そんなマーガードは、それからU-15にも選ばれており、2度の代表経験を積んで星稜の門を叩いた。恵まれた体格を生かした力強い投球をはじめ、バッティングでも光るものがあり、高い能力があることは間違いない。脚光浴びる高卒3年目世代を引っ張る奥川、宮城の投手2人の後輩にあたるマーガードが、今年の星稜を引っ張る活躍をみせられるか注目だ。

 このほかにも、ジャイアンツジュニアを経験し、世田谷西シニア時代にジャイアンツカップを制した小川 隆太郎内野手。福井永平寺リトルシニア時代に東海選抜に選ばれた永井 士航外野手など実力ある選手が今年も多い。

 そんな選手たちだが、例年以上に強い思いをもっている。
 2011年4月より指揮を執っていた林和成監督が3月末をもって監督を退任することが決定している。秋季大会は石川県大会で優勝。続く北信越大会でも準優勝という結果を残し、センバツ出場は確実視されている。

 林監督最後の大会となることが濃厚なセンバツで、悲願の優勝となるのか。そして林監督の有終の美を飾れるのか注目だ。

【ベンチ入り選手】*2021年秋季北信越大会
1番 マーガード 真偉輝 キアン(2年)投手
2番 佐々木 優太(2年)捕手
3番 荒木 陽翔(2年)内野手
4番 垣淵 祥太朗(2年)内野手
5番 角谷 飛雅(2年)内野手
6番 齊賀 壱成(1年)内野手
7番 津沢 泰成(2年)外野手
8番 若狭 遼之助(2年)外野手
9番 永井 士航(2年)外野手
10番 塩士 航哉(2年)外野手
11番 武内 涼太(1年)投手
12番 近藤 真亜久(1年)捕手
13番 小川 隆太郎(1年)内野手
14番 服部 翔(1年)内野手
15番 上田 純大(1年)内野手
16番 松田 啓睦(2年)内野手
17番 牧野 暖樹(1年)投手
18番 中山 敦(1年)投手