春夏連続で甲子園出場へ。東海大菅生が19日の東西東京大会の抽選会に参加した。

 シード校だったため、東海大菅生は早々にトーナメントの右下に入り、対戦チームが決まるのを見守る形になった。取材時点ではまだ対戦相手が決まっていなかったが、抽選会場に来た榮 塁唯主将は「秋も引いていますが、やっぱり緊張しました」と内心では落ち着きを欠いていた。ただ、「甲子園に帰るために、今は良い雰囲気で練習ができています」と現在の好調ぶりを話すとともに、2季連続甲子園へ意欲を燃やした。

 選抜ではベスト8まで進出を果たし、全国の舞台で実力をいかんなく発揮した東海大菅生。しかし、準々決勝・中京大中京の前に敗れた。この敗戦について榮主将は、「畔柳(亨丞)くんの前に足を使った攻撃をさせてもらえず、東京以外のチームのレベルの高さを痛感しました。『やるべきことはもっとあるんだ』と認識できました」と敗戦を振り返りつつ、悲願の日本一へ新たな刺激を受けたことを語った。

 また、関東大会にも出場した桐光学園花咲徳栄とも練習試合を行ったそうで、「高いレベルのチームと対戦出来たことは、いい刺激になっています」と榮主将はコメント。選抜が終わってからも、各地方の強豪との戦いを通じてさらなる成長が進んでいるようだ。


↑第2シード:東海大菅生
東海大菅生の初戦は1回戦の一昨年秋の東京王者・国士舘都立調布北、2回戦で待つ都立芦花の勝ち上がったチームと対戦。

 春季大会ではエース・本田 峻也を使わず、2年生・鈴木 泰成を軸に多くの投手を起用してベスト4まで勝ち上がった。このことについては「春の大会を通じて成長したと思うので、良い状態で大会に入れると思います」と榮主将は投手陣へ期待を寄せていた。その一方で打線は変わらず、足を使う野球。守備からリズムを作り、ノーヒットでも1点を奪う菅生野球を貫くことを誓った。

 今大会は東京五輪の関係で、東西ともに準決勝以降は東京ドームを舞台に戦うこととなる。東京ドームで試合ができること。そして夏への想いとして、榮主将は感謝の言葉を口にした。

「(東京ドームで)野球をすることはなかなかできないですし、今もこうして野球に取り組めるのは当たり前の状況ではないので、感謝の気持ちをもって戦いと思います」

 選抜、そしてその後の練習試合など様々な刺激を受けながら成長を続けてきた東海大菅生。抽選の結果、東海大菅生は昨夏の甲子園交流試合に出場した国士舘と対戦する可能性が出てきた。初戦から厳しい試合が予想されるが、菅生野球で勝ちあがっていくことを期待したい。

(記事:編集部)