セ・パ交流戦がほぼ終了し各チームとも65試合ほどを消化した。もう少しでシーズンの折返しとなるこの時期までに、多くの新人選手たちが一軍デビューを飾っている。佐藤 輝明(阪神)や早川 隆久(楽天)に目が行くが、その他の選手たちはどのような状況なのだろうか。各チームの新人選手たちのここまでを振り返ってみたい。

 セ・リーグでは最下位ながら、セ・パ交流戦で3位に入ったDeNAの新人を見ると、牧 秀悟松本第一高→中央大/2位)の活躍がずば抜けている。

 外国人選手の合流遅れもあり開幕戦から「3番・一塁」でスタメン出場を果たすと、そのまま定着。4月中旬に外国人選手が合流した後も二塁にポジションを移し、ここまで65試合中64試合に出場している。そのなかで打率.294(248打数78安打)、11本塁打と申し分ない数字を残してきた。

 なかでも11本塁打はオースティンに次いでチーム2位で新人選手ながら日本人ではチームトップ。35打点もチームトップとなっており、もはや打線には欠かせない存在だ。

 ドラフト1位の入江 大生作新学院高→明治大)は開幕ローテーションに入り、4試合に登板したものの勝ち星をあげることなく4連敗を喫した。18.1回を投げ防御率7.85と打ち込まれ、プロの洗礼を浴びた格好だ。二軍降格後は1試合に登板したのみで、5月3日を最後に登板していない。

 池谷 蒼大静岡高→ヤマハ/5位)は一軍で5試合に登板し防御率0.00と結果を出した。しかし、投球フォームに課題があり現在は二軍で汗を流している。

 小深田 大地履正社高/4位)、松本 隆之介横浜高/3位)、高田 琢登静岡商/6位)の3人は高卒出身ということもあり、現時点では一軍での出場機会は訪れていない。

 しかし、このなかでは唯一の野手となる小深田は二軍で44試合に出場。打率.201(158打数28安打) 1本 16打点と高卒1年目ながら規定打席に到達し、まずまずの数字を残している。松本と高田は二軍での出場していない。

 セ・リーグでは佐藤 輝明(阪神)や栗林 良吏(広島)の活躍が目立つが、牧もここまでは新人とは思えない結果を残している。セ・パ交流戦も同様にチームを引っ張っていくことができるだろうか。そのバットに注目が集まる。

<2020年ドラフト指名選手>

1位:入江 大生作新学院高→明治大)
[一軍]4試合(18.1回) 0勝4敗 防御率7.85
[二軍]1試合(1回) 0勝0敗 防御率9.00

2位:牧 秀悟松本第一高→中央大)
[一軍]64試合 打率.294(248打数78安打) 11本塁打 35打点
[二軍]出場なし

3位:松本 隆之介横浜高)
[一軍]出場なし
[二軍]出場なし

4位:小深田 大地履正社高)☆
[一軍]出場なし
[二軍]44試合 打率.201(158打数28安打) 1本 16打点

5位:池谷 蒼大静岡高→ヤマハ)
[一軍]5試合(4.2回) 0勝0敗 防御率0.00
[二軍]17試合(16.1回) 0勝1敗1S 防御率4.41

6位:高田 琢登静岡商
[一軍]出場なし
[二軍]出場なし

※数字は2021年6月15日終了時点

勝田 聡