開幕から3週間以上が経過した。すでに多くの新人選手が一軍でデビューを果たし立派な戦力になっている。

 なかでも野手では牧 秀悟(DeNA)と佐藤 輝明(阪神)の活躍が目立つ。この両選手は大卒でプロ入りを果たしているが、いずれも高校時代に甲子園への出場経験はなかった。高校時代に甲子園という大舞台を経験していなくても、1年目からこれだけ活躍する選手は多くいるのである。

 そこで各球団の過去5年のドラフト指名された大卒選手たちの甲子園出場歴を調べてみた。

 2年連続で最下位に沈んでいるオリックスは、今シーズンもここまでBクラスと苦しんでいる。2020年のドラフトを振り返ってみると、支配下では1位から3位まで高校生を指名。大卒の指名は4位の中川 颯桐光学園高→立教大→2020年4位)が最初であり唯一だった。その中川は桐光学園高時代に甲子園出場はない。

 育成に目を向けてみるとすでに佐野 如一霞ヶ浦高→仙台大→2020年育成5位)が支配下登録されている。その佐野は霞ヶ浦高2年時に2015年夏の甲子園に背番号「12」でベンチ入りするも出番はなかった。この大会には高卒でオリックス入りしている根本 薫も背番号「18」でベンチ入りしていた。

 勝俣 翔貴東海大菅生高→国際武道大→2019年5位)は、3年時の2015年春の甲子園に出場している。エースナンバーを背負い「3番・投手」で出場したが初戦敗退。2安打を放ったものの投手としては4回途中6失点と打ち込まれた。

 大下 誠一郎白鷗大足利高→白鴎大→2019年育成6位)は2014年春の甲子園に背番号「7」で出場。初戦で4安打を放ち勝利に貢献。2回戦でも1安打を放っている。

 中継ぎとして一軍員定着している漆原 大晟新潟明訓高→新潟医療福祉大→2018年育成5位)は2012年夏の甲子園で1年生ながら背番号「18」でベンチ入り。しかし本大会で登板はなかった。

 澤田 圭佑大阪桐蔭高→立教大→2016年8位)は藤浪 晋太郎(現阪神)らとともに2012年春夏の甲子園に背番号「10」で出場。春夏連覇を達成している。エース藤浪がいたこともあり澤田は春、夏ともに1試合ずつの登板だった。

【過去5年のドラフト指名選手の甲子園出場有無】
※育成指名は支配下登録された選手のみ

<2020年>
4位:中川 颯桐光学園高→立教大)
育5位:佐野 如一霞ヶ浦高→仙台大)◎

<2019年>
3位:村西 良太(津名高→近畿大)
5位:勝俣 翔貴東海大菅生高→国際武道大)◎
育6位:大下 誠一郎白鷗大足利高→白鴎大)◎

<2018年>
2位:頓宮 裕真岡山理大附属高→亜細亜大)
7位:中川 圭太PL学園高→東洋大)
育1位:漆原 大晟新潟明訓高→新潟医療福祉大)◎

<2017年>
指名なし

<2016年>
2位:黒木 優太橘学苑高→立正大)
8位:澤田 圭佑大阪桐蔭高→立教大)◎
育1位:張 奕福岡第一高→日本経済大)
育3位:神戸 文也(前橋育英高→立正大)

(記事:勝田 聡)