「約束の8回同点劇―10回に逆転劇 日本を泣かせた」韓国メディアが報じた日韓戦

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2019.09.07

泣き崩れる坂下を励ます武岡龍世

 韓国は今、日本でも報じられている文在寅(ムン・ジェイン)大統領の疑惑で持ちきりだ。スポーツ新聞の方の関心事は、韓国人メジャーリーガーであるドジャースの柳賢振(ユ・ヒョンジン)の不振である。

 この大会に対する関心は非常に低い。もともと高校野球の人気がないうえに、開催場所も関係しているようだ。韓国の大手紙の記者は声のトーンを下げて、「ソウルなら少しは違ったでしょう。今回は釜山(プサン)でもありませんから」と語った。

 試合会場は熱気があったが、外の世界は、それほどでもないようだ。会場の最寄り駅前にあるコンビニで、スポーツ紙と一般紙を1紙ずつ買ったが、日韓戦の記事はなかった。

 そこでネットをみると、韓国メディアに共通した言葉があった。それが「約束の8回」である。
 日本のエラーにより、韓国が同点に追いついた、あの8回である。『東亜日報』のネット版は、「約束の8回同点劇―10回に逆転劇 青少年野球 日本を泣かせた」という見出しを掲げた。

『朝鮮日報』のネット版も、「“約束の8回”、日本の延長10回サヨナラ勝利」という見出しを掲げた。
 記事の中には、「約束の8回」の意味は書かれていない。しかし韓国では、シドニー五輪でも、北京五輪でも、第1回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも、日本戦は劣勢になっても8回に形勢を逆転している。こうしたドラマは韓国人の記憶に残っており、説明の必要がないのである。

 試合について『東亜日報』は、「歴代の韓日戦の通しても記憶に残る名勝負だった」と評価したうえで、日本のエラーが勝利を呼んだことを報じている。

 また『朝鮮日報』は、先発の佐々木 朗希に触れ、「無失点に抑えたが、全体的に制球が定まらなかったようだ」と報じている。
 なお韓国ではU18の大会のことを、青少年野球と言っている。

(文=大島 裕史)

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