東京六大学第3週、慶應義塾大対立教大、明治大対早稲田大の2カードは、どちらも第3戦までもつれ込む好カードであった。そんな好ゲームが続出した23、24、25日に行われた試合を活躍した野手とともに振り返る。

 第3週は23日、慶應義塾大対立教大のカードで幕を開けた。1回戦、立教大が2点をリードして迎えた8回裏、慶應義塾大は廣瀬 隆太内野手(3年=慶應義塾)が逆転3ランを放つなど4得点。その後は立教大の反撃を許さず、4対2で勝利した。

 2回戦、慶應義塾大は、下山 悠介内野手(4年=慶應義塾)のソロホームランなどで4回までに2点をリードする。しかし、立教大が粘りを見せ、6回裏に同点に追いつく。その後は両チームの投手陣が踏ん張り、3対3の引き分け、勝負は3回戦に持ち込まれた。

 3回戦、慶應義塾大は下山が先制適時二塁打を放つと、一時立教大に逆転を許すも、3回裏、朝日 晴人内野手(4年=彦根東)、廣瀬のそれぞれソロホームランで同点に追いつき、5回に一挙3得点、立教大を突き放して7対4で勝利、勝ち点を2とした。

 この3戦、慶應義塾大で活躍したのは、廣瀬、下山、朝日の3選手だ。廣瀬は1回戦では逆転、3回戦では同点となるホームランを放つなど、勝負強さと長打力を見せつけた。下山は2回戦では追加点となるソロホームラン、3回戦においては先制の適時二塁打を放ち、チームの勝利に大きく貢献した。朝日は2回戦では猛打賞を記録、3回戦でもソロホームランを放つなど、卓越したバットコントロールと鋭いスイングを見せた。下山と朝日はこの3試合全てで安打を記録した。

 対する立教大は、山田 健太内野手(4年=大阪桐蔭)と宮﨑 仁斗外野手(4年=大阪桐蔭)の2選手が躍動した。山田は1回戦で猛打賞を記録すると、2回戦では1打数1安打1打点3四死球、3回戦でも2四死球と高い出塁率を記録した。宮崎はこの3試合全てで安打を記録し、3回戦では一時逆転となる3ランを放つなど、チームをプレーで鼓舞した。

 23日の第2試合、明治大対早稲田大の一戦は明治大が安定した試合運びを見せ、先勝した。4回までにお互い2点ずつ取り、同点で迎えた5回表、明治大が2点を勝ち越すと、8回にも宗山 塁内野手(2年=広陵)の適時打で1点を追加、早稲田大に1度もリードを許すことなく、勝利した。

 このカードの2回戦は接戦となった。早稲田大は4回までに2点を取る一方で、明治大打線は8回に敵失で1点を取るのみと早稲田大に抑え込まれ2回戦は2対1、早稲田大に軍配が上がった。

 25日に行われた3回戦は2回戦同様接戦となった。明治大は3回、宗山の2ランで先制すると、早稲田大も4回裏、吉納 翼外野手(2年=東邦)のソロホームランですぐさま反撃。しかし、その後はこう着状態が続く。7回に両チームが1点を取り、そのまま試合終了、3対2で明治大が勝利した。早稲田大はあと1歩及ばなかった。

 このカードでは明治大の宗山、早稲田大の吉納がそれぞれ躍動した。宗山は1回戦で猛打賞を記録すると、3回戦では先制の2ランを放ち、チームを勢いづけた。早稲田大の吉納は3試合全てで安打を記録、3回戦ではソロホームランを含む3打数2安打を記録した。