高卒3年目ながら、今回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)代表に選ばれた髙橋 宏斗投手(中日=中京大中京出身)は、ここまで1次ラウンド2試合に登板し、自慢の剛速球を世界に見せつけている。

 中京大中京(愛知)時代は、志を高く持って取り組んでいたことを高橋源一郎監督が明かしてくれたが、中学の豊田シニア時代はどうだったのか? 指導していた小林監督の話をまとめると、野手がメインだったことが分かる。

 髙橋の兄である髙橋伶介氏(慶應義塾高ー慶応大)が豊田シニアでエースとして日本一となり、その兄と同じように豊田シニアに入団。自分の代になった当初はエースだったものの、同学年の投手だった藤井 翔投手(東海大菅生ーテイ・エステック)も伸びてきて、2人を併用して使う形となった。髙橋は打撃でも良く、クリーンアップを打つことが多かった。

 故障気味で、球速は130キロぐらいだったが、速球投手として開花するポテンシャルは秘めていたことを明かす。

 高校では世代No.1投手へ成長したが、どんな形で実るかわからない。今年はWBC代表に選ばれ、大飛躍の時を迎えようとしている。

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