
森友哉
西武からFA宣言した森 友哉捕手(大阪桐蔭出身)がオリックスに入団した。今シーズンの森は打率.251(366打数92安打)、8本塁打と結果を残せなかったものの、これまで規定打席到達での打率3割が2度。2019年には首位打者にも輝いた。また5度の2ケタ本塁打を記録しておりパワーもある。
森は高卒9年目を終えた時点で909安打、102本塁打を記録しているが、その他の現役高卒捕手はどれくらいの安打と本塁打を積み重ねているのだろうか。それぞれ上位5人を見てみたい。
安打数は森の後、ヤクルト・中村 悠平(835安打)、楽天・炭谷 銀仁朗(796安打)、広島・會澤 翼(655安打)、DeNA・伊藤 光(580安打)と続いている。2位以下はいずれも森よりも早い入団だったが、すでに森はトップ。2位の中村は2008年のドラフトで指名されており、森とは5年違う。炭谷、會澤、伊藤はさらにその前の入団だ。
捕手は特殊なポジションであり、高卒で入団した選手が早い段階から1軍でプレーすることは非常に稀。またチーム状況によっても昇格のタイミングは大きく変わってくる。それでも5年以上先輩を軽く超えているのは驚きだ。
本塁打数も森が唯一、100本超え。會澤(71本)、ソフトバンク・甲斐 拓也(47本)、炭谷(46本)、中村(36本)と続いている。
このように森は安打数、本塁打数ともに現役の高卒捕手のなかでは圧倒的な数字を残してきた。新天地でも同様に数字を積重ねていくことができるだろうか。
<高卒捕手の安打数ランキング>
※2022年NPB所属
909安打 森 友哉(大阪桐蔭→2013年西武1位)
835安打 中村 悠平(福井商→2008年ヤクルト3位)
796安打 炭谷 銀仁朗(平安→2005年高校生西武1位)※現在は楽天
655安打 會澤 翼(水戸短大付→2006年高校生・広島3巡)
580安打 伊藤 光(明徳義塾→2007年高校生・オリックス3巡)※現在はDeNA
<高卒捕手の本塁打数ランキング>
※2022年NPB所属
102本 森 友哉(大阪桐蔭→2013年西武1位
71本 會澤 翼(水戸短大付→2006年高校生・広島3巡)
47本 甲斐 拓也(楊志館→2010年ソフトバンク育成6位)
46本 炭谷 銀仁朗(平安→2005年高校生・西武1巡)※現在は楽天
36本 中村 悠平(福井商→2008年ヤクルト3位)
※2022年シーズン終了時点
(記事=勝田 聡)