プロ野球の世界において2軍は若手を育成するだけでなく、ベテランや不振に陥った選手の調整であったり、故障明けの選手の実戦復帰の場など、様々な立場の選手の集合体だ。はたして各球団はどのような状況の選手に打席数を多く振り分けているのだろうか。2軍で多く打席を与えられている選手を球団ごとに確認してみたい。

 日本ハムの2軍では大卒3年目の片岡 奨人外野手(札幌日大出身)の167打席がもっとも打席が多かった。打率.225(142打数32安打)ながらチーム2位タイの6本塁打と長打力がある。5月にプロ入り後初めて1軍で試合に出場。3試合(スタメン1試合)で5打席を与えられるも4三振と振るわず安打も生まれなかった。1軍再昇格を目指しパンチ力を磨くことが重要だ。

 2位は育成契約の樋口 龍之介内野手(横浜高出身)の164打席だった。昨シーズンは1軍で22試合に出場するも打率.212(52打数11安打)と結果を残せずオフに育成契約となった。今シーズンは2軍で打率.267(146打数39安打)、6本塁打とまずまずの成績を残している。支配下再復帰へ向けてアピールを続けていきたいところ。

 昨シーズン1軍でキャリアハイとなる107試合に出場。打率.262(367打数96安打)、8本塁打と開花しつつあった高濱 祐仁内野手(横浜高出身)が今シーズンは2軍で汗を流している。ここまで152打席はチーム3位。しかし打率.233(129打数30安打)、3本塁打と突き抜けるものがない。5月半ばに1軍でも5試合に出場したが11打席でノーヒット。爪痕を残すことはできなかった。まずは2軍で結果を残すことが求められる。

 片岡、樋口、高濱に続くのが細川 凌平内野手(智辯和歌山出身)の149打席と、佐藤 龍世内野手(北海出身)の146打席のふたり。高卒2年目の細川は打率.147(136打数20安打)と打撃面で苦戦している。守備面では本職の遊撃だけではなく二塁、そして外野3ポジションすべてで起用された。1軍に昇格時も二遊間と左翼を守り、オープン戦では中堅の守備も任された。内・外野守れるのは大きな武器。打撃面での改善が見られれば1軍再昇格もありそうだ。

 佐藤は春季キャンプとオープン戦で「ペッパー師匠」と名付けられるなど期待されるも1軍では7試合で無安打。4月上旬に登録を抹消されてから声がかからないが、2軍では打率.286(133打数38安打)、8本塁打と結果を残している。1軍に呼ばれるまでアピールを続けていく。

<打席数上位5人>

167打席:片岡 奨人(外野手)
164打席:樋口 龍之介(内野手)
152打席:高濱 祐仁(内野手)
149打席:細川 凌平(内野手)
146打席:佐藤 龍世(内野手)

2022年6月29日終了時点

(記事:勝田 聡)