プロ野球の世界において2軍は若手を育成するだけでなく、ベテランや不振に陥った選手の調整であったり、故障明けの選手の実戦復帰の場など、様々な立場の選手の集合体だ。はたして各球団はどのような状況の選手に打席数を多く振り分けているのだろうか。2軍で多く打席を与えられている選手を球団ごとに確認してみたい。

 ロッテは移籍4年目の茶谷 健太内野手(帝京三出身)の203打席が最多打席だった。その茶谷は打率.306(173打数53安打)でリーグ唯一の打率3割を記録。現時点では首位打者を走っている。2軍で結果を残したこともあり6月21日に今シーズン初めて1軍に昇格。6試合連続でスタメン起用されている。しかしこの6試合で打率.176(17打数3安打)と思うような結果が出ていない。1軍定着へ向けて打撃面でもう少し結果がほしいところ。

 打席数チーム2位は西巻 賢二内野手(仙台育英出身)の184打席。西巻は打率.263(156打数41安打)とまずまずの打率を残しており11盗塁はリーグ3位タイ。しかし2020年シーズンを最後に1軍での出場はない。今シーズンはさらなるアピールをして2年ぶりの1軍出場を目指す。

 2015年のドラフト1位・平沢 大河内野手(仙台育英出身)も162打席と2軍での出場が多い。1軍では3年ぶりに出場を果たすも12試合で打率.125(24打数3安打)と結果を残すには至っていない。2軍でも打率.259(139打数36安打)、2本塁打と特に目立つ数字はない。7年目を迎えたドラ1ということを考えると、2軍では圧倒的な数字がほしいところ。

 茶谷、西巻、平沢の3人に高卒2年目の西川 僚祐外野手(東海大相模出身)の159打席が続いている。昨シーズンは打率.157(191打数30安打)、3本塁打とプロの壁に苦しんだ。しかし今シーズンは打率.225(142打数32安打)、3本塁打とすでに安打数は昨季を超え、本塁打数は昨シーズンに並んだ。打率も向上して成長の後が見られる。さらに数字を積み上げ1軍デビューを目指す。

 本来であれば1軍の戦力として機能しなければならない移籍3年目の福田 秀平外野手(多摩大聖ヶ丘出身)の120打席が、打席数5位となっている。今シーズン1軍では15試合に出場するも打率.179(28打数5安打)と結果を残せず。2軍でも打率.227(97打数22安打)、3本塁打といまひとつ。FAで移籍した選手としては物足りない。平沢同様に2軍では圧倒的な成績を残したい。

<打席数上位5人>

203打席:茶谷 健太(内野手)
184打席:西巻 賢二(内野手)
162打席:平沢 大河(内野手)
159打席:西川 僚祐(外野手)
120打席:福田 周平(外野手)

2022年6月29日終了時点

(記事:勝田 聡)