プロ野球の世界において2軍は若手を育成するだけでなく、ベテランや不振に陥った選手の調整であったり、故障明けの選手の実戦復帰の場など、様々な立場の選手の集合体だ。はたして各球団はどのような状況の選手に打席数を多く振り分けているのだろうか。2軍で多く打席を与えられている選手を球団ごとに確認してみたい。

 DeNAは高卒2年目の小深田 大地内野手(履正社出身)がチーム最多の224打席に立っている。そのなかで打率.259(197打数51安打)はまずまずの数字。昨シーズンの打率.215(316打数68安打)から改善も見られる。まだ1軍での出場経験はない。メインポジションの三塁は宮﨑 敏郎内野手(厳木高出身)、一塁はソト内野手や佐野 恵太外野手(広陵出身)ら主力選手で埋まっており、今シーズンも2軍で実戦機会を積んでいくのが既定路線となりそうだ。

 小深田に続いたのが高卒3年目の田部 隼人内野手(開星出身)で174打席に立った。今シーズンは1軍でも3試合に出場したが、初安打は生まれていない。しかし2軍では打率.271(155打数42安打)、1本塁打、26打点の好成績。打率はイースタン・リーグ4位と成長の跡が見られる。また、二遊間に三塁と内野を複数守れるのが強みでもある。今シーズン中に再度1軍昇格をつかむことが目標となる。

 そして大砲候補の細川 成也外野手(明秀日立出身)が152打席で続く。毎年のようにレギュラー候補となるも、すでに高卒6年目。今シーズンも2軍では打率.299(134打数40安打)、8本塁打と結果を残しているが、1軍では8試合の出場で安打は1本も生まれていない。2軍で圧倒的な成績を残し1軍の外野争いに名乗りを挙げたいところ。

 3人に伊藤 裕季也内野手(日大三出身)の144打席、山下 幸輝内野手(関東一出身)の137打席が続く。大卒4年目の伊藤は1軍で7試合に出場するも打率.077(13打数1安打)と振るわず。2軍でも打率.254(126打数32安打)と苦しんでいる。

 一方で大卒8年目の山下は1軍で打率.100(10打数1安打)だが、2軍では打率.312(125打数39安打)と好成績を残している。1軍ではスタメンというよりも代打での出場がメインとなってくるだけに成績が残しにくい部分はありそうだ。

<打席数上位5人>

224打席:小深田 大地(内野手)
174打席:田部 隼人(内野手)
152打席:細川 成也(外野手)
144打席:伊藤 裕季也(内野手)
137打席:山下 幸輝(内野手)

2022年6月26日終了時点

(記事:勝田 聡)