プロ野球の世界において2軍は若手を育成するだけでなく、ベテランや不振に陥った選手の調整であったり、故障明けの選手の実戦復帰の場など、様々な立場の選手の集合体だ。はたして各球団はどのような状況の選手に打席数を多く振り分けているのだろうか。2軍で多く打席を与えられている選手を球団ごとに確認してみたい。

 中日は7年目の石岡 諒太内野手(神戸国際大附出身)が201打席でもっとも2軍で打席に立っていた。打率.327(168打数55安打)、OPS.824と文句ない結果を出している。1度、5月半ばに1軍昇格も、すぐに登録抹消されたが6月24日に再昇格。いきなり「3番・一塁」でスタメン起用されると2安打を放ち存在感を示した。ビシエドが登録抹消されていることをチャンスと捉え、このまま1軍に定着することができるか注目だ。

 石岡に続くのは一本足打法の渡辺 勝外野手(東海大相模出身)の169打席だった。2軍で打率.269(134打数36安打)、OPS.780とまずまずの数字を残しているものの1軍昇格期間は5月の1週間だけ。そこでは打率.200(5打数1安打)と結果を残すには至らなかった。それ以降は2軍で汗を流している。

 渡辺と僅差だったのが三好 大倫外野手(三本松高出身)の167打席だ。今シーズン2年目の外野手で2軍では多くの出番が与えられている。打率.238(151打数36安打)、OPS.596と目立った成績ではないものの、昨シーズンの打率.208(216打数45安打)、OPS.578から上昇中。すでに1軍デビューを果たしプロ初安打も記録した。

 この3人に堂上 直倫内野手(愛工大名電出身)の149打席と土田 龍空内野手(近江高出身)の139打席が続く。16年目の堂上は1軍での出番がめっきり減った。昨シーズンは75試合に出場していたものの、今シーズンはここまでわずか7試合のみ。5月20日に登録を抹消されてからは一度も声がかかっていない。

 土田は今シーズン1軍でも2試合に出場しているが、高卒2年目ということを考えると2軍で出番を与えながら成長を促すことになりそうだ。

<打席数上位5人>

201打席:石岡 諒太(内野手)
169打席:渡辺 勝(外野手)
167打席:三好 大倫(外野手)
149打席:堂上 直倫(内野手)
139打席:土田 龍空(内野手)

※2022年6月24日終了時点

(記事=勝田 聡)