現在セ・リーグ3位に位置し、優勝戦線に食らいついている広島。ここまではチーム打率.261をマークし、リーグトップの成績。ホームランこそ最少の24本だが、つなぎの打線で得点を重ね続けている。その象徴ともいえるのが、マスクを被る坂倉 将吾捕手(日大三出身)だろう。チームトップの打率.304で首位打者争いの渦中にいるだけの成績だ。

 そんな坂倉はドラフトでは4位指名。決して上位指名ではなかったが、現在は主力選手だ。そんな坂倉をはじめとした広島ドラ4はどれだけ当たっているのか、ということを振り返るべく、今回は2010年以降にドラフト4位指名を受けた選手の通算成績を振り返ってみたい。

2010年4位 金丸将也投手(佐土原出身)
一軍出場無し

2011年4位 土生 翔平外野手(広陵出身)
10試合 打率.111 打点0 本塁打0

2012年4位 下水流昂外野手(横浜高出身)
209試合 打率.237 打点42 本塁打12

2013年4位 西原圭大投手(今治北出身)
16試合(23.2回)0勝0敗 防御率7.23

2014年4位 藤井 皓哉投手(おかやま山陽出身)
30試合(39.1回)5勝0敗 防御率4.81

2015年4位 船越 涼太捕手(市立柏出身)
2試合 打率.1.000 打点0 本塁打0

2016年4位 坂倉 将吾捕手(日大三出身)
323試合 打率.300 打点132 本塁打19

2017年4位 永井 敦士外野手(二松学舎大附出身)
一軍出場無し

2018年4位 中神 拓都内野手(市立岐阜商出身)
一軍出場無し

2019年4位 韮沢 雄也内野手(花咲徳栄出身)
1試合 打率.000 打点0 本塁打0

2020年4位 小林 樹斗投手(智辯和歌山出身)
2試合(4.2回)0勝0敗 防御率9.64

2021年4位 田村 俊介外野手(愛工大名電出身)
一軍出場無し

 12人の顔ぶれと通算成績を見返したが、やはりひときわ輝きを放っている選手といえば坂倉 将吾だろう。今年でプロ6年目を迎えた坂倉は今やカープの「打てる捕手」としてチームの中心的な存在だ。

 去年は132試合に出場し、打率.315(セ・リーグ2位)、打点68、12本塁打とキャリアハイの成績を収め、頭角を現した。また、今年もここまでの48試合で打率.304と首位打者争いに名乗りを上げている。チームの主軸として2018年以来となるリーグ優勝へ導くことができるのか期待したいところだ。

 他であれば、近年は若手の注目投手である小林や、キャンプでは活躍が話題となったルーキー・田村。さらに一時は戦力外となりながらも、四国の独立リーグを経て、NPBへ復帰した藤井に、2021年まで活躍し、チームの3連覇に貢献したベテランの下水流もドラフト4位指名だった。

 これからの成長が楽しみな若手が多い印象のドラフト4位の選手たち。坂倉に続いて、今度はどんな選手がブレークするのか。今後の台頭を楽しみにしたい。

※成績は5月25日時点

(文=編集部)