一般的にプロ野球の世界では30代半ばを過ぎると、ベテランと呼ばれることが多くなる。

 レギュラーや先発ローテーション、勝ちパターンといった主戦力としてバリバリ働いている選手がいる一方で、代打の切り札や守備固め、先発ローテーションの谷間など違う役割でチームを支える選手も多く存在する。

 今シーズン、ここまで各球団のベテラン選手たちはどのような成績を残してきているのだろうか。各球団の35歳以上(2022年の満年齢)の選手の現在地を振り返ってみたい。

 昨シーズンのBクラスから巻き返しを狙うソフトバンクは、今シーズン5人のベテラン選手が在籍している。そのなかで唯一の投手が和田 毅(41=浜田高出身)だ。今年2月に41歳となった左腕は、ここまで5試合に先発として登板。26回を投げ防御率2.08とまずまずの成績を残している。

 その5試合で6回以上を投げきった試合は1度もない。しかし安定した投球を続け、5月22日のロッテ戦では5回3分の2を投げ1失点、被安打2の内容で今シーズン初勝利をマークした。翌日に登録を抹消されておらず、ローテーション投手としてセ・パ交流戦を戦うことになりそうだ。

 投手で和田に次ぐ年齢なのは嘉弥真 新也(八重山農林出身)とチャトウッドの33歳となっている。

 野手では松田 宣浩(39=岐阜・中京出身)、グラシアル(37)、明石 健志(36=山梨学院大付出身)、デスパイネ(36)の4人。

 このなかでグラシアルはここまで全試合に4番でスタメン出場。本塁打は1本とやや物足りないが、打率.287(171打数49安打)、OPS.722の成績を残している。

 もうひとりの助っ人デスパイネは右足首捻挫の影響で出遅れた。5月17日の試合でようやく今シーズン初出場を果たしたばかり。途中出場となった3試合ではいずれも無安打だったが、スタメンで起用された2試合で安打を放っており調子は悪くない。ここからの巻き返しに期待がかかってくる。

 これまでチームを引っ張ってきた松田は、レギュラーとしての扱いではなく控えとなった。ここまで18試合の出場で打率.176(51打数9安打)といまひとつ。また本塁打は1本も生まれていない。

 明石は4月上旬に新型コロナウイルス陽性判定を受け離脱。2軍では29試合の出場で打率.279(61打数17安打)と結果を残しており26日にも1軍昇格される可能性はある。

<ソフトバンクの35歳以上の選手>
※2022年の満年齢

和田 毅(41歳)
松田 宣浩(39歳)
グラシアル(37歳)
明石 健志(36歳)
デスパイネ(36歳)

※数字は2022年5月25日終了時点

(文=勝田 聡)