一般的にプロ野球の世界では30代半ばを過ぎると、ベテランと呼ばれることが多くなる。

 レギュラーや先発ローテーション、勝ちパターンといた主戦力としてバリバリ働いている選手がいる一方で、代打の切り札や守備固め、先発ローテーションの谷間など違う役割でチームを支える選手も多く存在する。

 今シーズン、ここまで各球団のベテラン選手たちはどのような成績を残してきているのだろうか。各球団の35歳以上(2022年の満年齢)の選手の現在地を振り返ってみたい。

 昨シーズンの最下位から上位浮上を目指す西武は、中村 剛也(39歳)と栗山 巧(39歳)の同級生コンビが今シーズンも一軍の戦力となっている。中村はここまでチーム3位の35試合に出場。5月7日の日本ハム戦では長嶋茂雄に並ぶ444号本塁打を放つと、13日には445号。翌14日には446号と順調に本塁打を積み重ねている。

 シーズンを通じて打率.189(122打数23安打)、4本塁打、OPS.528と中村にしては物足りないのは事実。しかし5月以降は打率.273(44打数12安打)、4本塁打、OPS.879と調子を上げてきた。まずは目標としている450号本塁打到達を目指すことになる。

 一方の栗山は25試合の出場で打率.169(65打数11安打)といまひとつ。中村のように遅れて調子を上げてくることに期待がかかる。

 投手陣では内海 哲也(40歳)と十亀 剣(35歳)のふたりが35歳以上となる。内海はファームで3試合に登板し18回を投げ2勝0敗、防御率0.00とさすがの投球を見せた。

 一軍では5月7日の日本ハム戦で今シーズン初登板のマウンドに登ると5回1失点、被安打3の内容で勝利投手の権利を持って降板している。中継ぎ陣が逆転を許し、勝ち星は手に入らなかったものの、一軍でも試合を作ることができることを証明した。翌日に登録を抹消されたが、再び一軍で投げる機会はありそうだ。

 十亀は開幕一軍入りを果たすと、ここまで降格することなく一軍に帯同。開幕戦では1回4失点(自責0)と苦しんだが、ここまで9試合の登板で11回3分の1を投げ防御率2.38とまずまずの成績を残している。

 西武は投打ともベテランが一軍の戦力となっている。

※数字は2022年5月19日終了時点

(文:勝田 聡)