二軍では来シーズン以降の戦力を期待されている若手有望株、故障からの復帰を目指すリハビリ段階の主力、そしてベテランと様々な選手がしのぎを削っている。

 そのなかで今シーズンは誰が多くのチャンスを与えられてきたのだろうか。各球団の打席数上位5人を振り返ってみたい。

 今シーズンのロッテ(一軍)はマジックを点灯させながら2位に終わった。一方で二軍は2位の巨人に9.5ゲーム差をつけてイースタンリーグを制覇しファーム日本選手権に進出した。

 そのなかでもっとも打席を与えられたのが平沢 大河内野手(380打席)だった。2015年のドラフト1位で指名を受け仙台育英から入団した平沢も6年目。本来であれば一軍に定着していなければならない立場ではある。しかし、今シーズンは一軍での出場は0に終わった。二軍でも打率.233(313-73)、 8本塁打、 45打点と目立った数字を残すことができていないが、これだけ多くの打席を与えられていることから球団はまだまだ平沢に期待をかけていることがうかがえる。

 大阪桐蔭出身の福田 光輝内野手(329打席)が平沢に続く打席を与られた。大卒2年目の福田はルーキーイヤーに一軍で15試合に出場するも打率.087(23-2)と振るわず。今シーズンでも一軍での出番はなかった。二軍では打率.246(293-72)と前年(打率.211)より打率は向上。また24.3%だったK%(打席数のうちの三振の割合)も12.5%に大きく改善した。来シーズンは一軍昇格を目指す。

 平沢、福田に続いたのが、仙台育英出身で楽天から移籍2年目の西巻 賢二内野手(313打席)と、東海大甲府出身で大卒2年目の高部 瑛斗外野手(237打席)だった。とくに高部は、打率.327(205-67)と高打率を残した。また28盗塁はイースタン・リーグトップと足でもアピールした。一軍でも33試合に出場したが一軍では打率.145(55-8)と打撃面で苦しんだ。しかし4つの盗塁を決め失敗は0と足では結果を残した。俊足巧打を武器に来シーズンは一軍定着を目指すことになる。

 5番目に打席を与えられた神戸国際大附出身の宗接 唯人捕手(225打席)はこのオフに戦力外通告を受けた。

<ロッテ二軍・打席数上位5人>

平沢 大河(380打席)
打率.233(313-73) 8本塁打 45打点

福田 光輝(329打席)
打率.246(293-72) 2本塁打 31打点

西巻 賢二(313打席)
打率.249(265-66) 1本塁打 26打点

高部 瑛斗(237打席)
打率.327(205-67) 4本塁打 24打点

宗接 唯人(225打席)
打率.223(193-43) 1本塁打 17打点

(文=勝田 聡)