ついにベールを脱いだ高知商の「岡林洋一二世」



最速141キロをマークした高知商先発・竹内太一(2年)

 全体としては「コントロールが付いて自信を付けている。あとは球速」と馬淵 史郎監督も高評価を与えた明徳義塾代木 大和(2年・左投左打・183センチ75キロ・川之江ボーイズ<愛媛>出身)の123球5安打10奪三振完封が光った試合。その半面「個の発掘」という部分にクローズアップすると、高知商の先発・竹内 太一(2年・右投右打・184センチ82キロ・安田町立安田中出身)の存在感が際立っていた。

 「ケガ明けだったため大事を取って」(上田 修身監督)新人戦の登板は回避。満を持して明徳義塾戦に先発した竹内は、NPBスカウトのスピードガンで最速141キロをマークした角度のあるストレートと、縦に大きく割れるカーブを使い3回までは無失点。体幹の弱さにより身体が一塁側に倒れることから9四死球と著しく制球を欠いたものの、4回3分の2・91球を投げて2安打1失点と大器の片りんは示した。

 「下半身の折れが真っすぐ立つようになれれば、春の成長が楽しみ」と指揮官も期待をかける竹内 太一の「投げ下ろす」スタイルは、まるで高知商の大先輩・岡林 洋一投手(元ヤクルトスワローズ)を彷彿とさせるもの。ついにベールを脱いだ高知商「岡林洋一二世」の今後にはますます目を離せない。

(レポート=寺下 友徳