東海大相模打線が「たたく打球」で強さ増大



東海大相模1番・伊藤 航大

◆強力打線がどこで火を噴くのか

 この秋より、原俊介新監督に代わり、新体制で秋季大会を迎えている東海大相模だが、初戦の元石川戦では21得点と強力打線は健在だった。3回戦でも同様の攻撃を発揮して、自分たちのペースで試合を進めたい。

 対する湘南学院としては、強力打線に挑む形になり、打ち合いでは分が悪い。出来るだけ相手打線を乗せないようにバッテリー中心に粘り強く抑えるしかない。

 強力・東海大相模打線の出来に注目が集まったが、結果は想像以上だった。

◆6回19得点の猛攻で試合を決める

 先攻を取った東海大相模は、先頭の1番・伊藤 航大の上から鋭く叩いた打球がセンターへ抜け、いきなりチャンスメイク。打線を勢いづけると、二死三塁から4番・求 航太郎のレフト前で東海大相模は幸先よく先取点を掴む。

 2回には9番・庄田聡史のタイムリーなどで3点。3回には7番・谷口 翔生の叩いた打球が犠牲フライとなりもう1点を追加した。着実にリードを広げると、5回に1番・伊藤が強く叩いた打球が右中間へ飛び、この試合3本目となるヒット。5回を終わって9対1にすると、6回には一挙10得点で19対1と試合を決めた。

 投げては庄田と背番号22・南琉人のリレーで東海大相模が6回コールド勝ちを収めた。

◆光った強く叩くスイング

 監督が代わっても、強力打線は相変わらずの攻撃力だった。また、エンドランや次の塁を積極的に狙っていく「アグレッシブベースボール」の精神も時折見られ、東海大相模の変わらない強さが見えた。

 唯一違って見えたのは、徹底されたスイングだった。
 1番・伊藤や3番・百崎蒼生など、何名かの選手のスイングは、上からしっかりと叩いたダウンスイングに近いような縦振りでボールを捉えているスイングに見えた。

 夏の甲子園でも大阪桐蔭が上からきっちり叩くスイングを見せて、初戦・東海大相模から3本のホームランを放つ打棒を発揮した。それを少し彷彿させるようなバッティングが、東海大相模の打線からも見受けられた。

 こうしたスイングからはじき返される打球は、地を這うような強烈な打球もあれば、外野の頭を越えるような伸びのある打球が飛んだ。元々の能力の高さだけではなく、技術の高さも感じさせる打撃だった。