第163回 福岡大学 梅野 隆太郎 選手(福岡工大城東出身)2013年10月23日

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【目次】
[1]秋季リーグでMVPに輝いた梅野隆太郎[2]理想の打球とは?[3]捕手としての考え[4]将来への思い


 福岡大・梅野 隆太郎は今年のドラフトの目玉の1人。大学でも№1捕手の呼び声が高い。守りはもちろん、大学通算27本塁打と打撃でも大学球界で魅了してきた。体は小さいのに豪快な打撃はどうやって生まれたのか?また、どのような練習を積んで課題を克服したのか?そこには良きアドバイザー、妥協を許さない精神力があった。

秋季リーグでMVPに輝いた梅野隆太郎

 福岡大は九州六大学野球の秋季リーグで優勝を遂げたばかり。梅野は4試合連続無安打という不調を乗り越えて、優勝を決めた九州国際大戦でも2本の二塁打を放つなど主将としてチームをけん引。リーグMVPに輝いた。

――秋季リーグ優勝おめでとうございます。今(10月16日時点)はどう過ごしていますか?

梅野 隆太郎(以下「梅野」) 体を絞るというか、体のキレを出すことに重点を置いています。ポール間の半分の距離をダッシュ、体幹中心のメニューです。インナーマッスルを鍛えることが中心です。後は捕手としてのスローイングの確認です。細かいところはドラフト後にやるつもりです。以後は九州地区選手権、神宮大会に向けて、打撃中心に練習して行こうと思っています。

福岡大 梅野隆太郎選手

――秋季リーグを振り返ってどうでしたか?

梅野 自分が入学してから秋は一度も優勝していませんでした。春はしているのに秋は落としていました。自分たちは勝たないといけない立場。落としているというのは詰めの甘さがありました。今回、1年生ら新戦力が4人入った中で優勝できたことは良かったです。ただしミスも多かった。経験が少ない中でエラーのあった試合は落としている。でも、最終戦に行くに連れてミスは減りました。攻撃面でも先制、中押し、ダメ押しと理想的な試合ができるようになりました。2、3週間、簡単に勝てなかった時期があったが、そこで気を引き締めて勝ちにいくぞという雰囲気、強い気持ちがありました。苦しみもありましたが、春までにない経験ができたことが大きかったです。

――4年で主将。声をかけるシーンも多かったですね。

梅野 厳しく言うこともあります。試合に出る選手には、責任感の話をします。試合に出られなかった選手の想いもありますし、福岡大の選手として負けられないという想いもあります。時には落ち込むぐらい厳しく話すこともあります。後で次に勝てるためにどうするかという話をして選手を落ち着かせることもあります。

――捕手として投手に話すのも一緒。

梅野 使い分けないといけないと思っています。甘やかすだけでは無理ですね。時には喝を入れることもあります。

――梅野選手自身も打てない時期もあった。4試合連続無安打もありました。

梅野 打てないことで焦りはあったけど悩みはなかったです。どうしても勝負を避けられたりしました。たとえば5打席回ってきて2打数無安打でも3四球あったりします。変に悩んでしまうと打てない時期が長くなってしまう。相手も打たせたくないと思ってきているので、常に打つ難しさも分かりました。最終週という大切な時期が分かっていたので、そこに調子を上げていこうというのはありました。九州国際大が負けていた分、楽になった分もあります。ただ、そういう気持ちで臨んだ分、最終週で力を発揮してきたと思っています。最後は自分が打たないといけないという気持ちはありました。


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プロフィール

梅野隆太郎(うめの・りゅうたろう)
 
梅野 隆太郎(うめの・りゅうたろう)
  • 所属:福岡工大城東高校-福岡大
  • 学年:4年
  • ポジション:捕手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:173センチ/81キロ
  • 1991年6月17日生まれ。福岡県筑紫郡那珂川町出身。
  • 小2から軟式野球を始める。中学時代は「那珂川シャークス」(硬式)に所属。福岡工大城東に進学。3年夏に県大会ベスト8に進出。福岡大では1年春からレギュラーを獲得。2年から大学日本代表。大学通算27本塁打(10月16日現在)。
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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