進藤 天(山梨学院)

 第95回記念選抜高校野球大会が開幕する。開幕戦は山梨学院(山梨)vs東北(宮城)の一戦が行われる。山梨学院の遊撃手、進藤 天内野手(3年)は1年夏から出場。抜群の守備力を誇り、高校通算15本塁打を放つ強打もある。その逸材に直撃した。


ーー野球を始めた時からずっと遊撃手なのでしょうか?

進藤:野球を始めた頃からショート一本でやらしてもらってます。

ーー中学校時代の強豪・浜松シニアでは3番打者として活躍。県外である山梨学院に入学するきっかけは何でしょうか?

進藤:幼い頃から甲子園という大きな舞台に憧れていて、その夢を叶えるんだったら山梨学院が一番ふさわしいかなと思ったのと、環境や設備が整っていて、自分が野球に集中できる環境があるので山梨学院を選びました。

ーー1年夏から経験していますが、当時の心境はいかがでしたか

進藤:最初は緊張していて、高校野球のレベルの高さを肌で感じることができました。

ーーやはり緊張はありましたでしょうか?

進藤:緊張というよりはワクワクがありましたが、個人としては不甲斐ない結果でチームに何一つ貢献することができなかったので、次こそは活躍してチームを勝たせられるように頑張ります。

ーー2年生では春夏甲子園を経験しましたが、いかがでしたか

進藤:大きな舞台で自分の持ち味を出せなかったのが悔しいです。

ーー秋の大会で2本塁打を放ち、守備だけではなく、「強打」も見せてくれました

進藤:ホームランはたまたまですが、この冬でしっかりと体を鍛えて、ホームランバッターではないですし、主に2番を任されているので、チームのために繋ぐバッティングを心がけています。

ーーそして守備が注目されています。遊撃手の選手の動画を見ることはありますか?

進藤:ソフトバンクの今宮 健太選手(明豊出身)のプレーを参考にさせてもらってます。足の運びやスローイングを主に見ています。

ーー将来の目標をお願いします

進藤:将来は日本を代表するような選手になることと、体が小さくて小柄ですが、小さくてもここまでできるんだというのを見せたいです。

ーーセンバツではどんな活躍をしたいのか、意気込みをお願いします

進藤:昨年も春のセンバツに出させてもらいましたが、不甲斐ない結果で終わってしまって、チームに貢献することができなくて、悔しい思いをしたので、次こそはキャプテンとしてチームを引っ張って少しでも山梨学院の歴史を変えられるように精いっぱい頑張ります。

 首脳陣、チームメート、マネージャーから大きく信頼されている進藤。打撃でも、守備でも、ドリル練習でも、お手本となる姿は頼もしい限りだ。センバツではチームを勝利に導く大きな活躍を見せる。

(取材:河嶋 宗一



進藤 天(山梨学院)