目次

[1]成績が残せなかった要因
[2]同級生の蛭間から学んだ練習に取り組む意識

同級生の蛭間から学んだ練習に取り組む意識



山田健太

 また山田の進化を支える経験となったのが、昨年12月に行われた候補合宿だ。大きな体験を得たという。

「1年生の時も経験して、1年の時は右も左もわからず、ただ先輩たちがすごいプレーをしていて、すごいなと思っていたら3日間終わっていました。昨年は自分達の代になって、1年生の時と比べれば、余裕はありましたし、この代を引っ張っていきたいと思いながらプレーできた。レベルも高かったですし、いい経験だったと思います」

特に同級生の蛭間 拓哉外野手(浦和学院ー早稲田大)から多くのことを学んだ。

「同じリーグですけど、蛭間とはコミュニケーションをとって、バッティングのことや体のことなど内容の濃い話しができたので、良かったと思います。蛭間は細かく考えてやっているので、勉強になりました」

 その結果、大学に戻ってからの練習に対する取り組みも大きく変わってきたという。

「打って投げる単純な動きですけど、その日の体調や、キレは毎日違うので、そういった部分を感じながら、その日にあった体の動かし方など細かい部分を意識して、練習ができるようになったと思います。今は体調に合わせて動き方を変えています」

 こうして冬のトレーニングに励んできた山田は3月のオープン戦で、強豪大学、社会人との練習試合でも長打を打って得点に貢献するなど勝負強い打撃を発揮している。

 山田のこれまでの実績が評価されて、台湾代表との強化試合の代表選手に選ばれた。

「聞いたときは嬉しさしかありませんでしたし、選んでいただいて光栄です。ただ、これまで以上に、この世代の先頭に立ってやらないといけない。そんな思いが芽生えてきました」

 チームのリーグ優勝のために、チームプレーを目指すとともに世代を代表する選手として自覚を持ったプレーすることを誓った山田。そして1年生から経験を積んできた山田は主将に抜擢された。今年は主将として、どんな思いでチームを引っ張っているのか、どんな1年にしたいのかは後編のインタビューで紹介していきたい。

(取材:河嶋 宗一

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