目次

[1]先輩相手のノーヒットノーランの偉業
[2]現状に満足することなくプロ入りへ


 2021年の中学軟式野球界の中心の1人だった日光市立落合中の小川 哲平投手。4月からは作新学院(栃木)へ入学するスーパー中学生は、阪神のドラフト1位・森木 大智投手(高知高出身)を追いかけて成長してきたが、今回は中学3年間の歩みを振り返りたい。

先輩相手のノーヒットノーランの偉業


 小学6年生の時点で120キロを計測する能力を持っていた小川は、レッドコードトレーニングを経て、1年生秋に出場した県内の新人戦で134キロまで到達。入学してわずか半年で14キロのスピードアップに成長したことに「嬉しかったですね」と当時のことを誇らしげに振り返る。

 しかし目標は2年生までに145キロ、3年生で150キロと、小川にとっては道半ば。小川は自ら課した課題に向かって、ひたむきに取り組み続けると、2年生の時に選抜チーム・ALL栃木に選出されることになる。

「選んでいただいたことは光栄でしたし、人数が少ないなりに、毎日やってきたことへのご褒美、結果だったと思います」。ALL栃木は、第23回関東・東北・北信越 少年(中学)新人軟式野球大会で、見事優勝。チームのみならず、小川にとっても嬉しい結果だが、この大会で、再び小川は自信を深めていく。

「3年生主体の千葉の選抜チームと対戦した際、ノーヒットノーランをすることができました。味方の好プレーに助けられながらですが、その経験を得られたことは大きかったと思います」

 同時に、この試合で144キロを計測。1年生の秋が134キロだったことを考えれば、1年で10キロアップできたことは、より自信を深められるところだが、「目標の145キロには届いていなかったので、『まだなんだ』と思いました」と慢心はしなかったという。

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