目次

[1]畔柳など愛知の好投手の対戦を経て甲子園に出場
[2]改めて二刀流を目指したい

 今年の高校生を代表する二刀流・田村 俊介。高校通算32本塁打、投手としても最速145キロ。明徳義塾中時代から注目を浴びてきた逸材は順調に遂げてきた。

 特にこの1年は高校生を代表する選手にふさわしい活躍を見せてきた。

 そんな田村がラストイヤーとドラフトへ向けての意気込みを語った。


畔柳など愛知の好投手の対戦を経て甲子園に出場


 田村のこの1年の幸先の良いスタートだった。
 練習試合解禁の一発目の試合が中京大中京だった。速球派右腕・畔柳 亨丞から本塁打を放った。

「ボール速いなと思ったのですが、僕もその試合に合わせて速い練習をしていたので、遅れることはなかったです。それでも今年初めての試合で、初スイングだったので、良いスタートを切れたなと思いました」

 

 その後も県外の好投手と対戦を重ね、県大会へ向けて、調整を重ねていた。そして県大会では左投げながら三塁を任されることがあった。これについて田村は
「監督さん(倉野監督)から指示をされたのですが、実際に守ってみて、違う視野で野球が見られて、サードすることで、投手をしているときに三塁手の難しさ、心理がわかったので良い勉強になります。捕球することはそこまで難しくなかったのですが、一塁に投げるとき、逆向きになるので、送球する難しさはありました」

 二刀流として注目される田村は投手としては強気に投げることを意識。また打者としては冬のトレーニングでパワーアップに成功し、打球の力強さが出てきたことを実感していた。そして夏の大会では投打で奮闘した。

「ピッチングは自分的には右打者の内角にクロスボールを投げることができたと思います。ただ、打撃は力みがあって引っ張りすぎてしまって、普段の打撃ができていないと反省しています。冷静になって逆方向に徹していれば良い打撃になっていたと思います」

 準決勝、決勝ではプロ志望の豪腕と対戦した。準決勝では、再び畔柳と対戦し、適時打を放ったが、レベルの高さを実感していた。
「スピード、ボールの切れは他の投手と違いました。あのタイムリーは、たまたま出たようなものです」と振り返る。
 そして享栄竹山 日向についてもボールの威力を実感していた。
「150キロが出ていて内角に厳しいボールを投げられて苦労しました。対戦した竹山くんは凄いですね。身長も体も大きいので向かってくる。ズドンとくる感じでしたね」

 こうして自身にとって初めての甲子園出場を果たした田村。出場の喜びを感じていたが、東北学院戦では2回3分の1を投げて、2失点とほろ苦い投球に終わった。
「自分の投球はテンポよく打撃に流れを持っていく投球 甲子園はデッドボールを当ててしまって自分の投球ができず、打撃も自分のリズムに乗れず反省している」

 それでも8回表には甲子園初本塁打を放ち、2安打を記録。大会注目打者として最低限の結果を残した。
「本塁打の場面については、8回に攻撃の流れをできるように、まず自分が打席が打席に立って、出塁しようと思っていました。あの本塁打は、浜風が結構つよかったので、思ったより伸びてくれました」

PHOTO GALLERY フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。