「熊本中央の栗山くん、めちゃめちゃ打っとるよ」

 昨秋頃から、九州地区の中学野球関係者から熊本中央ボーイズの栗山大成選手の名前を頻繁に耳にするようになった。
 小学校6年時には侍ジャパンU-12日本代表に選出され、中学1年時にもカル・リプケン12歳以下世界少年野球大会日本代表に選出。代表チームではいずれも主将を務めており、小学校時代から実績を積んでいたスラッガーが中学野球でもいよいよ本格化してきた。

目標は筒香嘉智選手のようにホームランを打つこと


 中学通算12本塁打の長打力が一番の魅力であるが、飛ばすだけではなく正確にミートする技術も栗山選手の持ち味だ。コースに逆らわず広角に強い打球を飛ばしていき、緩い変化球の揺さぶりにもしっかりとついていく。

 西武ライオンズや南海ホークスでプレーした大津一洋監督の下で、自慢の打撃技術にさらに磨きをかけてきた。

 「体をもっと大きくして、スイングももっと速くなるようにしたいと思っています。キャッチャーとしてもスローイングやストッピングなど課題はまだまだあるので、もっとレベルを上げて高校野球に入っていければと思います。目標は筒香 嘉智選手(レイズ・横浜高出身)のような、力強いスイングでホームランが打てる選手になることです」

 侍ジャパンU-12日本代表に選出されるなど、小学校時代から実績を積んでいた栗山選手。熊本中央ボーイズに入団当初から周りよりも体は大きかったが、学年が上がるごとに技術も伴ってきた。プロの世界を経験した大津監督も、ここまでの成長には手応えを掴んでおり、中学野球残り1年間での更なる成長に期待する。

 「中学1年の段階で、周りよりも強く振ることができていました。長打を打てることが彼の持ち味ですが、本塁打だけでなく状況に応じた打撃もできます。最初は少しぽっちゃりした体格でしたが、だんだん体が絞れてきて、速いとまでは言いませんが足も使えるようになりました」

 また捕手としても、年々成長を見せている。 強肩が持ち味の栗山選手だが、投手とのコミュニケーションや野手への指示など「司令塔」としての役割も徐々に身についてきた。大津監督は、捕手としての成長にも期待を口にする。

 「あとはピッチャーのリードやストッピングですね。高校になると球威も変わってくるので、もっともっとレベルを上げてくれればと考えています」