目次

[1]苦しい時にもチーム全体を見渡せるように
[2]常に100点満点を追い求め、90点では喜ばない


 投手力と守備力を中心とした、粘りの野球が持ち味の今年の福岡大大濠。19日に開幕する選抜甲子園でも粘りの野球で優勝を目指すが、4番で捕手とチームの屋台骨を担うのが川上 陸斗だ。捕手として冷静なリードで投手陣を引っ張り、また打者としては4番であるが間を抜く打球や低いライナーを打つタイプで繋ぎの役割を果たす。

 またチームの主将は背番号18の川本康平が務めるが、川上はゲームキャプテンを任されており試合中の司令塔。選抜甲子園でも、チームを牽引する活躍を見せたいと強い意気込みを口する。

苦しい時にもチーム全体を見渡せるように


 秋季大会前、八木啓伸監督は「納豆のように粘りの野球をしたい」とチームのカラーを語っており、その中で川上は唯一、前チームから試合に出場していたことから当然期待は大きかった。 川上自身もそのことは十分理解しており、捕手としてゲームキャプテンとして、ゲーム中だけでなく練習中からチームが一丸となって戦うことを意識していた。

 「練習に合流することが遅かったこともあり、最初は1年生がチームの輪に入れていませんでした。自分が1年生の中に入ってコミュニケーションを取っていたのですが、練習や試合を重ねる中で、徐々に1年生からも意見も出るようになりました。

 九州大会では相手投手のレベルが上がり全く打てない中で、1年生がチームの一員としてプレーしたことで、一丸となって粘り強い野球ができたと思います」

 それでも、八木監督にとってはまだまだ物足りなさがある。川上にも不調や苦しい場面があるが、その時にチーム全体を見渡すことがまだできていない。自身が苦しい場面にぶつかっても、リーダーとしての振る舞いを忘れて欲しくないと八木監督は求める。

 「キャプテンですので、苦しい時にもチーム全体を見て欲しいです。まだまだ自分の気持ちでプレーしてしまうところがあるので、もっともっとチーム全体を見渡していけるようになって欲しいと思います」