第1186回 140キロの剛腕左腕だった早真之介が高校通算27本塁打を誇る京都屈指のスラッガーになるまで【前編】2020年06月21日

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【目次】
[1]140キロ近くを投げ込む剛腕から、スラッガーへの転身の始まり
[2]早の意識を変えた明石商戦、そして先輩・上野の存在


 京都国際では昨年の上野 響平(日本ハム)に続くプロ入りが期待されている早 真之介。1年夏からレギュラーを掴み、これまでに高校通算27本塁打を放っている。

 現在は打者として名を馳せているが、入学当初は投手として期待されおり、野手としてドラフト候補になるのは本人も予想外の出来事だった。彼はいかにしてプロ注目の打者になったのだろうか。その成長ストーリーについて迫る。

140キロ近くを投げ込む剛腕から、スラッガーへの転身の始まり



早真之介(京都国際)

 野球を始めたのは小学1年生の時。友人に誘われたのがきっかけで伴谷少年野球に入団した。野球を始めた時から本気でプロ野球選手を目指しており、当時は花巻東のエースだった菊池 雄星(マリナーズ)に憧れていたという。

 中学では「高校のパイプがたくさんあった」という理由で滋賀野洲ボーイズに入団。2年生からレギュラーとなり、日本少年野球選手権大会やジャイアンツカップにも出場した。最上級生ではエースで4番となり、140キロ近い速球を投げる本格派左腕として知られていた。

 チームの顔となった早には多くの強豪から声がかかった。その中でも熱心に勧誘していたのが京都国際だ。スカウト担当の岩淵雄太コーチが毎週のようにグラウンドを訪れていた姿に感銘を受けて、「ここでやりたい」と進学を決めた。

 滋賀県甲賀市出身の早にとって京都国際は馴染みのない学校だった。しかし、上野ら先輩のプレーを目の当たりにして、「レベルが高くて、このチームでレギュラーを獲れるのか不安なところはありました」と圧倒された。

 それでも、「ガムシャラに声出しや全力疾走を頑張っていました」と泥臭くアピールした結果、1年夏に8番左翼手のレギュラーを獲得。大会前の練習試合で3安打して、その座を射止めたという。投手として入学してきたこともあり、「バッティングがこんなに良くなるとは思わなかったです」と本人も予想外の出世だった。早は打力向上の秘訣をこう振り返る。

 「ミート力が高くなったと思います。ティーバッティングからミスショットをなくす意識でやってきました」

【次のページ】 :早の意識を変えた明石商戦、そして先輩・上野の存在

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