目次

[1]大学3年から始まった俊足・荻野の道
[2]社会人に入って本格的に走塁技術を磨く

社会人に入って本格的に走塁技術を磨く


走塁技術について語る荻野貴司選手(千葉ロッテマリーンズ)

ーー では社会人に入ってどう走塁を磨かれてきたのでしょうか?

荻野 トヨタ自動車の先輩から学んだことが多かったと思います。本当に優秀な先輩たちばかりでしたので。やはり学んだのはスタートです。1、2、3歩目を意識して、どうすればスピードにうまく乗ることができるか。そのことを考えて取り組んでいました。

ーー そのスタートを良くするために、荻野選手はどういうことを意識されましたか?

荻野 昔は脚力に頼っていて、力んだ状態で走っていたと思います。社会人で走れる選手になるために意識したことはどれだけ脱力するのか。必要な時に力を入れて、走ることを意識しました。

ーー 盗塁するとなると、投手の観察の仕方も大事となります。観察面で変化したことはありますか?

荻野 走るためには投手の癖を盗む。そう考えていて、社会人になるまでは、投手のフォームの一部分を見ていたんですけど、社会人の投手は癖が出なくなりますので、投手の全体の動きを見て何となくモーションを盗むやり方に切り替えました。

ーー 勢いのまま走っていた走塁から、考えて走る走塁へ転換した荻野選手ですが、すぐに実践はできるようになったのでしょうか。

荻野 いやすぐには実践できなかったですね。意識していると語りましたけど、今でも理想の走塁ができるよう、勉強中です。まだ完成したわけではないので。

 前編はここまで!後編ではプロ入り後の走塁術やパフォーマンスの向上に繋がった「コウノエベルトスパイク」についても迫っていきます。

文=河嶋 宗一

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