保田貴史の「年間トレーニング計画」

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第4回 軸を作る2011年05月18日

 先月は、目に着目してお話ししました。しかし目だけが良くても競技力は上がりません。動体視力を鍛えたら次は身体をどのように動かすかです。反応が良くても情報に対して正確に身体を動かさなければいけません。そのために必要になってくるのは身体の使い方です。よく「体幹を鍛えろ」というお話を聞かれますが、実際にどのように鍛えればいいのか。

 「腹筋をすればいいのか?」「体幹だけでいいのだろうか?」など様々な疑問が浮かんできますが、今回は体幹の鍛え方を説明していきます。雨の多い梅雨の時期に、ぜひ試してみてください。

 まず体幹とは、四肢を除いた部分です。胸の部分から股関節の部分までです。腹筋は何層にも分かれています。深部の筋は固定する働きを、表部の筋は動きを作り働く、サイドの筋は捻りをメインで作る筋です。これらの筋が働き、体幹の動きを作っているのです。

腹圧を高める

【軸が出来て安定している】

 腹圧を高めて体幹を固定するという話を聞きますが、腹圧を高めるとはどのような状態なのか。

「腹圧を上げる=おなかを引き締める」ということです。

 例えば、腰痛の人がする「腰痛バンド」。あれも腹圧を上げるものです。腹圧を上げることで、内臓も安定しますし(周りの筋肉で支えられているから)、なにより姿勢が安定します。 ちなみに、腹圧(腹筋、お腹の筋肉)を意識しないと、上半身を支える力がなくなり頭がぶれます。

 腹圧を上げる=おなかの筋肉群を引き締めることで腰椎(腰の骨)の負担が減り、背骨とお腹を含めた、お腹周り全体でカラダを支えることができるんです。

 そして、その腹圧をかけてカラダの安定感を増すことで、上半身と下半身はスムーズに連動しやすくなる働きがあります。

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プロフィール

保田貴史(ベースボールトレーナー)
  • 生年月日:1982年生まれ
  • 大学まで野球をし専門学校で基礎を習得その後大学や治療院で勤務し技術を磨いたのち現在に至る。
  • プロの選手からアマチュアの選手を指導していること野球以外の指導もしていることや自分自身がレギュラー・控え選手、裏方にコーチをした経験値を生かしトレーニング指導にあたる。
  • 形にとらわれるのではなく「トレーニング=練習」になるように動作改善・身体改善に取り組んでいます。
    見た目だけでなく内容・意味そして心を大切にし日々驀進中トレーナーです。
  • 現在、株式会社ティーエスワールド所属 内海哲也投手のパーソナルトレーナーとして活躍。WBCにも帯同。
    他、高校硬式野球部や実業団ソフトボール、大学・企業アメフトチームのトレーニング指導にあたる。。
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