昨夏シード権獲得の公立の雄・東浦



神谷 知宏(東浦)

 近年、知多地区の雄として確実に力をつけてきていると評価されている。昨春の県大会もベスト8に進出して、公立校で唯一のシード校となって昨夏に挑んだ。昨夏は、初シードということもあってか、初戦となった3回戦から、いくらか硬さがあって、もう一つ満足な結果を得られなかったというところもあった。

 それでも、そのチームから神谷 知宏投手(2年)をはじめ、中軸の杉本 凌太郎外野手(2年)と遊撃の夏目 暖人内野手(2年)と攻守の軸が残ったのも大きい。知多地区からのシード校として出場した昨年秋の県大会は、初戦で接戦の末に4対5で豊橋中央に屈してしまったが、その後の第135回全尾張大会では愛知啓成を下すなど、決勝に進出した。こうした実績の積み重ねの一つ一つがチームとしての自信にもなっていくことは、中嶋 勇喜監督はこのチームを育てながらも実感していることである。

 「何とか、名古屋の有力私学に勝って、さらにステップアップさせていきたい」ということも、中嶋監督はテーマとして掲げていることでもある。「冬の間の地味な練習を積み上げていくことが、確実に翌年に成果となって現れてくる」ということも実感している。それだけに、一冬越えた東浦の戦いぶりは、注目していきたい。

(文=手束 仁