第243回 日常生活のマネジメント2020年04月15日

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 こんにちは、アスレティックトレーナーの西村典子です。

 日本のみならず全世界で新型コロナウイルス感染拡大による影響が懸念されています。一部の地域では「緊急事態宣言」の発令によって休校措置が延長されたり、部活動そのものも自粛をしているところが多くなっています。外出を控え、自宅で過ごしている皆さんも多いと思いますが、運動不足を解消するためのランニングや自主トレーニングなど今できることを行いつつ、しっかりと再開に向けて準備をしていきましょう。今回は行動が制限される中で自己管理をするためのマネジメントについて考えてみたいと思います。

規則正しい生活を送るための時間術


 休校になっている皆さんにとって、朝起きて通学することもなく、自宅で過ごすことは夏休みや冬休みなどの長期休暇期間ぐらいではないでしょうか。またその期間は部活動を行っているため、毎日自宅で過ごすという経験もほとんどないと思います。カレンダーの曜日感覚がなくなってしまいますね…。

 そこでオススメしたいのが、その日1日のスケジュールをしっかり決めておくことです。朝起きたときでも構いませんし、前日寝る前でもいいのですが、「明日はどのように過ごそうか」というのをあらかじめ決めておきます。学校で授業を受けるはずだった時間を勉強の時間に充てることも大切ですし、部活に参加している運動時間をどこかで確保することも、体力を落とさないためには大切になってきます。

 「朝と夕方の時間に20分ほど近所をランニングする」といったことでもいいですし、「自宅前で縄跳びをする」「室内でできる自重トレーニングを行う」でも構いません。できれば行う時間をあらかじめ決めておき、時間割のように組み立てておくとよいでしょう。

時間の使い方を考えよう



スケジュールの一例。時間割の要領で計画してみよう

 休校中であっても規則正しい生活を送ることは、体の免疫力を下げないためにも大切なことです。普段あまり意識したことがないと思いますが、いつも過ごしている時間は「有限」であり、その使い方を見直すいい機会にもなると思います。ここで時間の使い方を大きく4つに分けてみましょう。

●投資の時間…自分の成長につながるような勉強、読書、技術力アップのための練習、トレーニングなど
●消費の時間…生活に必要な時間。睡眠、食事、入浴など
●浪費の時間…目的もなくただ何となくダラダラと過ごしてしまった時間
●空費の時間…何をしていたか思い出せない時間

 1日の時間をこの区分で考えたときに、浪費や空費の時間をなるべく少なめにして、投資の時間を多くとれるようしたいですね。ただし、友達との何気ない会話やLINEでのやり取りなどでもそれがリフレッシュにつながり、良い気分転換になるのであればそれは立派な投資時間です。こういう場合はある程度時間を決めて過ごすようにすると良いと思います(ゲームなどもあらかじめ時間を決めておきましょう!)。

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プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
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