
千葉 雄斗(木更津総合)、黒崎 翔太(文星芸大附)
20日に開幕した春季高校野球関東大会(神奈川)では、3年ぶりに開会式が開催され、出場17校の選手たちが入場行進を行った。開幕日は熱戦が繰り広げられ、2日目は2会場2試合が行われる。
【保土ケ谷球場】
慶應義塾(神奈川1位)vs木更津総合(千葉2位)
今大会出場校でトップレベルの強力打線を誇る慶應義塾と、140キロを超える速球を投げる千葉 雄斗投手(2年)を中心に2年生投手陣で構成する木更津総合との対戦。慶應義塾打線の対応力や、木更津総合投手陣の実力試しの試合になりそうだ。
左の強打者、巧打者、右の強打者、巧打者と様々なタイプを揃える昌平と、スローイングタイム1.8秒台を計測することもある強肩捕手・黒崎 翔太捕手(3年)を中心に、投打ともに人材豊富な文星芸大附の対決は見どころがある。
お互い打線のレベルが高く、活発な打撃戦が期待できそうだ。

小森 勇凛(土浦日大)、高橋 蒼人(帝京)
【横須賀スタジアム】
健大高崎(群馬1位)vs土浦日大(茨城2位)
健大高崎で驚きのメンバー変更が行われた。なんとエースの小玉 湧斗投手(3年)がメンバーを外れ、昨年の中学生No.1左腕と呼ばれた佐藤 龍月投手(1年)に、同じく145キロ右腕の 石垣 元気投手(1年)がベンチ入りとなった。この2人の起用は十分に考えられる。
土浦日大は149キロ右腕・小森 勇凛投手(3年)と144キロ左腕・藤本 士生投手(3年)の2枚看板が健大高崎打線をどう抑えるか。また、香取 蒼太外野手(3年)を中心とした打線は破壊力抜群だ。
近年、勢いに乗る北関東の強豪校同士の対決は大きく盛り上がりそうだ。
パワフルな強力打線とプロ注目右腕・高橋 蒼人投手(3年)を擁する帝京は今大会でもトップレベルの大型チームだろう。
対する山梨学院は横浜隼人に初戦で5回コールド勝ちを収め、盤石な強さを示した。両校にとっても自分たちの現在地を確かめる試合ともいえる。
試合終盤まで競った試合展開を期待したい。