目次

[1]作新学院・智辯和歌山ブロック/彦根総合・山梨学院ブロック
[2]履正社・専大松戸ブロック/広陵・社ブロック
[3]大阪桐蔭・能代松陽ブロック/東海大菅生・沖縄尚学ブロック
[4]報徳学園・東邦ブロック/仙台育英・慶應義塾ブロック

報徳学園・東邦ブロック



注目は健大高崎(群馬)vs報徳学園(兵庫)の対決。健大高崎は「機動破壊」と呼ばれる機動力の高さがウリのチームとなっているが、秋では強打志向で、好投手を擁する夏場の練習試合では1試合で7本塁打が出るほど、打者の能力が高い。そこから一冬で、チームカラーをガラリと変えるほど幅が広いのがこのチームの魅力だ。エース・小玉 湧斗投手(3年)にも安定感がある。

 一方、報徳学園は世代屈指の強肩捕手・堀 柊那捕手(3年)を中心に野手陣の能力も高く、投手力もある。練習試合でも圧倒して勝ち上がるなど、仕上がりは良いと評判だ。

 東海王者・東邦(愛知)も能力が高い選手が多く、エース・宮國 凌空投手(3年)が本来の実力を発揮できれば、一気にいきそうだ。

 このブロックは報徳学園健大高崎が抜きん出て、本命は報徳学園、対抗は健大高崎とさせていただく。

本命 報徳学園
対抗 健大高崎

仙台育英・慶應義塾ブロック



 夏春連覇を狙う仙台育英(宮城)は投手力が抜きん出ているが、投手以外のスタメン野手はコンタクト力が高く、機動力も使える。守備力も高く、緻密な試合運びを展開する。初戦で対決する慶應義塾(神奈川)は、清原 和博氏の次男である清原 勝児内野手(2年)が大きく注目されているが、スタメン野手のほとんどが本塁打を打てる。高度な打撃技術は出場36校でもトップクラスで、機動力を使える仙台育英と長打で流れを変えることができる慶應義塾の対決となりそうだ。

 両校の試合展開を予想した時、投手力が豊富で、窮地にどんどん投手を変えられる仙台育英に分があると見ている。

 慶應義塾の打撃はやや投手が不安でも、試合を優位に持ち込むことができ、初戦を突破すると一気に勢いづきそうだ。

本命 仙台育英
対抗 慶應義塾

【ベスト8予想】
本命 作新学院 対抗 智辯和歌山
本命 彦根総合 対抗 山梨学院
本命 履正社  対抗 専大松戸
本命 広陵 対抗 二松学舎大附
本命 大阪桐蔭 対抗 敦賀気比
本命 東海大菅生 対抗 沖縄尚学
本命 報徳学園 対抗 健大高崎
本命 仙台育英 対抗 慶應義塾

答え合わせは、3回戦終了後もしくは準々決勝当日朝に公開の予定。

(文=河嶋 宗一