
トーナメント表
・夏の甲子園の勝ち上がり
関連記事
・ダントツの優勝候補の大阪桐蔭は何が凄いのか?大阪桐蔭に対抗できる優勝候補8校もピックアップ
・第104回大会 全国47都道府県地方大会の日程一覧
・甲子園注目選手
大会の詳細・応援メッセージ
・第104回 全国高等学校野球選手権大会
大好評の甲子園ベスト8予想を大会前に行った。今回はベスト8予想の答え合わせを行っていきたい。
大会前には各ブロックごとに本命と対抗の学校を挙げさせていただいた。そこで、得点方式と的中数の2項目で挙げていきたい。
得点方式は本命の学校は2点、対抗は1点。つまり満点は16点となる。的中数は本命の学校のみ適用。ここで予想を整理しつつ、各ブロックを振り返る。
本命 智辯和歌山(和歌山)
対抗 國學院栃木(栃木)
⇨九州学院(熊本)
投打で圧倒的な智辯和歌山が有利と思い、本命として挙げたが、栃木大会では作新学院を破り、戦術多彩な國學院栃木が試合巧者ぶりを発揮して、智辯和歌山を破り、その勢いのまま、ベスト8まで進むのではと思って、対抗馬に挙げた。
國學院栃木が智辯和歌山を破ったのはある程度、想定をしていた。しかし、九州学院が國學院栃木を完封勝利するのは、まさに予想外。帝京第五(愛媛)戦では、やや不本意な投球だった2年生右腕・直江 新投手が完封勝利を挙げる活躍を果たすなど、高校生の成長は凄いものがある。
森下 瑠大投手(3年)を擁する京都国際が盤石な戦いを見せて勝ち上がると考えていたが、京都国際を破った一関学院(岩手)の打撃は想像以上のものがあり、京都国際を破った試合は見事だった。対抗馬としては激戦区の愛知で、多くの好投手を攻略し、複数投手陣を擁する愛工大名電が勝ち上がる可能性が高いとして、対抗馬に挙げた。
このブロックでは、愛工大名電がベスト8。強いとわかっていても、近年、夏の甲子園では夏を苦手にしていることもあって、厳しいと思っていた方も多いのではないか。それが星稜(石川)、八戸学院光星(青森)、明豊(大分)という全国レベルの実力校を抑えて勝ち上がったのは素晴らしい。機動力も使えて、土壇場の粘り強さもあって、こんなに強い愛工大名電は夏で初めて見た。
このブロックは、海星(長崎)、鶴岡東(山形)など実力校が多く、ハイレベルな試合が多かった。近江はタフな試合が多かったが、それでも後半で突き放す試合展開は見事。エース・山田 陽翔投手(3年)は投げるだけではなく、打者としても満塁本塁打を放って突き放すなど申し分ない活躍を見せ、最終的に突き放す試合展開に持ち込むなど、さすがといえる。