目次

[1]春の東海王者・浜松開誠館に注目
[2]伝統校静岡は今年も逸材揃い

トーナメント表
静岡大会の組み合わせ

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第104回大会 全国47都道府県地方大会の日程一覧

 春季東海地区大会では、初出場の浜松開誠館愛工大名電津商岐阜第一を下して初優勝を果たした。静岡県勢としては昨年の掛川西に続いて2年連続優勝となった。また、昨秋も東海地区大会は日大三島が優勝し聖隷クリストファーが準優勝と、このところ、東海地区大会では好成績を残している。1校が勝ち続けるのではなく、さまざまな学校が勝ち上がっているだけに、混戦静岡を思わせる構図だ。

 組み合わせとしては浜松開誠館静岡市立聖隷クリストファーの勝者と、静岡磐田東浜名の勝者、日大三島浜松商静岡北の勝者と戦力の高いと思われる3校の初戦相手がいずれも難敵なのも今大会組み合わせの特徴となった。

春の東海王者・浜松開誠館に注目


浜松開誠館・山口祥吾

 この夏は県大会と東海大会を優勝で飾った浜松開誠館に注目が集まる。2年生が多く、チームとしてはまだまだ成長していく可能性も十分だ。創部25年目で、佐野心監督はじめ元中日のスタッフの指導陣も話題だ。山口 祥吾投手(3年)が春季大会で制球の良さを示し成長したことで、投手陣は安定してきた。中軸を打つ静内 龍之介外野手(3年)も投げられる。1番2年生の廣崎 漣外野手もセンスがよく、登板することもある。4番斎藤 健介捕手(3年)も勝負強い。

 濃いグレー地に赤を基調としたユニホームもインパクトがある。組み合わせとしては、初戦の相手が大きなヤマになりそうだが、そこを勝てばベスト8ではシードの御殿場西知徳のほか、植松 麟之介投手(3年)と深瀬 涼太捕手(3年)のバッテリーがいい三島南、県大会3回戦まで進んだ三島北あたりとの戦いになりそうだ。また、話題としては愛知県生まれで両親が中国人という孫 俊郎投手(3年)のいる島田樟誠も面白い存在だ。かつての島田学園で、夏の実績はまだそれほどはないものの、135キロ前後の速球を投げる孫投手の出来次第では旋風を巻き起こす可能性もありそうだ。

 浜松開誠館が勝ち上がったとして、準決勝での相手は静清から常葉大橘のゾーンからの相手となる。ここでは春4強の静清が一番手。186センチの長身・久保 陸弥投手(3年)が中心となる。昨春三島南を21世紀枠で甲子園に導いた稲木恵介監督が異動した富士浜松学院の勝者が、3回戦で待ち受けることになりそうだ。さらにその先には常葉大菊川静岡学園などがいる。常葉大橘は初戦で星陵と清水桜が丘の勝者と当るが、その次には静岡商が待っていそう。いずれも力は接近しており、ベスト8までの道のりも平易ではなさそうだ。