目次
[1]藤沢清流vs桐蔭学園
[2]横浜商vs桐光学園
横浜商vs桐光学園

針谷隼和(桐光学園)、長野圭汰(横浜商)
2試合目には、横浜に競り勝った桐光学園が登場する。投打ともに力のある選手が揃い、戦力は揃っている。
エース・針谷 隼和投手(3年)は、最速143キロを計測する速球派右腕だが、横浜との一戦では9回で奪三振7、自責点1と安定感が光る投球を見せた。
大会期間中に「フォームが固まってきた」と野呂監督も話す針谷は、軸足にしっかりと重心を乗せたところから、ギリギリまで開きを抑えて右腕を振り切る。見どころが見えにくくなっており、球速以上に直球が来ている印象を受けた。
準決勝でも同じように好投を見せられるか楽しみである。
針谷のみならず、桐光学園は野手も逸材が揃う。
針谷とバッテリーを組む石井 嘉朗捕手(3年)は、すくい上げるような打撃が持ち味で、準々決勝・横浜高との試合では、2年生エース・杉山 遙希投手からホームランを放つなど、存在感は際立った。
さらに堅守巧打が光る米山 幸汰内野手(3年)や経験値豊かな篁 哲郎内野手(3年)、さらに1年生・中村 優太内野手などタレントが揃っている。
伝統校のY校こと、横浜商は準々決勝で不戦勝だったことで、17日の4回戦からしっかり調整することができた。
旧チームからの経験者である長野 圭汰内野手(3年)や、川又 隆之介投手(2年)などが揃う。
タレント揃う強豪と伝統校の一戦だけに、まずは先取点を取って試合のペースを握れるか。
勝てば関東大会が決まる準決勝。勝ち上がる2校はどこになるのか。
(文=編集部)