第94回選抜大会のトーナメント表
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大阪桐蔭、花巻東などが属するブロック
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 3月18日開幕の第94回選抜高校野球大会。3年生は、1年の夏をコロナ禍に奪われてしまったから、昨年のセンバツが初めての甲子園(交流試合出場者を除く)だった世代だ。2年生としてその前回大会に出場したうち、何人かは今年も甲子園に戻ってくる。

主将でエースで4番



敦賀気比・上加世田頼希

 登場順でいうと、まず敦賀気比(福井)の上加世田 頼希投手。1年時はコロナ禍で、チーム合流は6月と遅れたが、軟式のU15日本代表という実績はダテじゃない。2020年秋の新チームでは投の二本柱の一角となり、要所を締める投球術で秋の北信越大会の頂点に導いた。常総学院(茨城)に延長13回、タイブレークで敗れた昨年のセンバツでは、6番・一塁手で先発。救援で1イニングを経験している。

 昨年の秋はエースで4番、しかもキャプテンという重責を担った。「県内での連勝を止めてしまい、史上最弱といわれた世代。死に物狂いでやるしかありませんでした」と意地を見せ、またも秋の北信越を制した。秋の公式戦防御率は2.39と平凡だが、特筆は走者を置いての粘り強さだ。昨秋の北信越大会では、不調だった準決勝を除いて22投球回のうち、10イニングで得点圏に走者を背負った。それでも、その間の失点はわずかに1。星稜(石川)との決勝は、11安打されながら完封したのは、最速144キロの直球と多彩な変化球、そして制球力の真骨頂だ。

 昨夏は三塁手に専念し、8強に進出した甲子園では打率5割超と、バッティングでも非凡さを見せた上加世田。「野手の経験は、フィールディングや足さばきなど、投球にもプラスになり、スライダーのキレなどが上がっています」と手応えを口にしている。

 ハートの成長も大きい。大阪・門真ビックドリームスで中学1年からバッテリーを組み、そろってU15に選ばれた渡辺 優斗はこう証言する。「キャプテンになって人が変わりました。もともとは主将タイプじゃなかったんですが、自分が引っ張るという責任感が強くなった」。初戦は、ともにセンバツ優勝経験のある広陵(広島)が相手。注目のスラッガー・真鍋 慧内野手(2年)もいて、見応えのある試合になりそうだ。