20日から明治神宮大会が開催される。昨年はコロナ禍の影響で開催されなかったので2年ぶりの実施。高校の部では、全国10地区の優勝チームが参加する。夏が終わり、新たなチームとして出発して最初の全国大会となり、来年春のセンバツを占う意味でも、注目される。

 各地区大会を勝ち抜いた10校のデータの投手部門をランキングにしてみた。各地区によって実力の差があり、試合数も違うことから、単純に順位付けをすることがすべてを反映しているわけではないだろうが、大きな特徴は見て取れる。

<チーム防御率>
1位 大阪桐蔭(近畿)    0.28
2位 広陵(中国)      0.75
3位 クラーク記念国際(北海道) 1.00
4位 花巻東(東北)     1.59
5位 高知(四国)      2.06
6位 敦賀気比(北信越)    2.25
7位 國學院久我山(東京)  2.54
8位 日大三島(東海)    3.00
9位 九州国際大付(九州)  3.60
10位 明秀学園日立(関東)    4.33

 防御率では大阪桐蔭広陵が1点を下回った。大阪桐蔭は近畿大会4試合で前田 悠伍投手(1年)、川井 泰志投手(2年)、川原 嗣貴投手(2年)が先発し、4投手で失点2(自責1)と安定感を誇った。広陵は中国大会全4試合に先発した森山 陽一朗投手(2年)が中心で、失点4(自責3)に抑えた。

<1試合平均被安打数>
1位 広陵      3.3
2位 高知      5.3
3位 クラーク記念国際 5.6
4位 大阪桐蔭    5.8
5位 花巻東     6.5
6位 國學院久我山  7.0
7位 九州国際大付  7.5
8位 敦賀気比    8.5
9位 日大三島   9.7
10位 明秀学園日立    10.7

 ここでも広陵がトップで、点を与えないだけでない投手力の充実さが見て取れる。高知は背番号5の山下 圭太(2年)と背番号9の川竹 巧真(2年)を中心とした4投手の総合力だろう。

<1試合平均与四死球数>
1位 大阪桐蔭 2.0
1位 九州国際大付 2.0
1位 広陵    2.0
4位 敦賀気比 2.3
5位 花巻東 2.5
6位 クラーク記念国際 3.0
6位 國學院久我山 3.0
8位 明秀学園日立 3.7
9位 高知 3.8
10位 日大三島 4.7

 投手陣の制球力では、九州国際大付大阪桐蔭広陵と並んでトップに入った。エース香西 一希投手(2年)と捕手でもある野田 海人(2年)が中心で4試合で8四死球だった。

<1試合平均奪三振数>
1位 クラーク記念国際 8.4
2位 敦賀気比 7.5
3位 大阪桐蔭 7.0
3位 九州国際大付 7.0
5位 広陵    6.5
6位 日大三島  5.7
7位 明秀学園日立  5.3
8位 高知    4.5
9位 花巻東  3.8
10位 國學院久我山 3.7

 チーム力を表すものから少し外れそうだが、三振が取れる投手陣かどうかが分かる。クラーク記念国際はエース山中 麟翔投手(2年)と背番号3の辻田 旭輝(2年)の2人が44回で42三振を奪っている。

 投手部門では、大阪桐蔭広陵がトップを引っ張り、高知クラーク記念国際花巻東が上位に顔を出している。神宮でも投手力を発揮できるか。