戦国千葉展望も最終回。今回は千葉学芸中央学院とタレント揃いのブロックである。

2021年千葉大会展望
第1回:専大松戸ブロックに強豪校集結も…。それでも専大松戸が期待できる理由
第2回:県立船橋、市立船橋、幕張総合のブロックに実力が集結!ノーシード大躍進の可能性大!
第3回:成田、木更津総合、習志野…と注目度No.1ブロックのシード校の課題は?

千葉学芸が関東一の敗戦から学んだこと


 今大会注目スラッガー・有薗 直輝擁する千葉学芸。有薗は先週の船橋芝山戦で本塁打、そして立正大立正戦で2本塁打。県民の日となった敬愛学園戦で本塁打を放ち、高校通算67本塁打。通算70本塁打は十分見込みがある。練習試合では常にスカウトが視察。そこで豪打と抜群の強肩を発揮し、評価を上げている。有薗に求められるのは勝負強い一打と好投手に対して対応力の高さを発揮することだろう。

 そしてエースの北田 悠斗も素晴らしい。北田は県大会後に評価が上がっていた投手だ。千葉県大会決勝戦では専大松戸相手に5安打2失点完投勝利。それだけでも素晴らしいが、専大松戸は関東大会でも猛打を発揮し、関東の頂点に立ち、関東大会の初戦で対戦した関東一相手にも8回まで無失点。サヨナラ負けを喫したが、その後、関東一が快打・強打を発揮している試合運びを見ると、改めて北田の投球の凄さを実感できる。球速は常時120キロ後半〜133キロほど。対戦打者いわく想像以上にボールが伸びて、スライダー、チェンジアップの切れもかなり良いようだ。フォームを見ても出どころが見にくく、投手として必要な技術が備わっており、わかっていても打ち崩せない投手に入るだろう。

 ただ千葉は連戦が多いので、球数制限を見ながら、投手としても最速148キロを誇る有薗などが控える。夏の大会に向けてどれだけ投手の頭数を増やせるかもチェックポイントだ。

 関東一との敗戦から学んだのが走塁。関東一の執念強い試合運び、走塁を見て、一つでも先の塁を狙う姿勢が重要と実感。練習試合でも走塁に対しての意識の高さが感じられた。相手にプレッシャーをかける走塁は同時に対策にもつながる。特に千葉県は習志野を筆頭にプレッシャーをかける攻撃が長けたチームも多いので、初の甲子園出場を狙う千葉学芸にとっては良い敗戦だった。