目次

[1]優勝大本命は智辯和歌山、市立和歌山の2強
[2]市立和歌山筆頭のDゾーンは大激戦区に!

 7月12日に開幕する第101回和歌山大会の組み合わせ抽選会が22日に行われた。春季大会で4強入りした海南桐蔭智辯和歌山市立和歌山がシード校となり、それぞれ別のゾーンに振り分けられた。準決勝からは再抽選となり、7月28日に決勝が行われる。
 今大会はセンバツで8強入りした智辯和歌山市立和歌山が優勝候補に挙げられているが、両校のゾーンには有力校が集まった。今回はゾーンごとに夏の和歌山大会を展望していきたい。

大会日程・組み合わせ
第101回全国高等学校野球選手権和歌山大会

優勝大本命は智辯和歌山、市立和歌山の2強


 Aゾーンのシード校は海南。右横手投げのエース・森正義(3年)を中心に守り勝つ野球が持ち味。5度の甲子園出場歴を誇る伝統校が55年ぶりに夏の甲子園を目指す。

 初戦の好カードとして期待されるのが箕島南部龍神箕島の岩鼻忠憲(3年)、南部龍神の小川泰二郎(3年)の両エースは県内でも有数の好投手として知られている。緊迫した投げ合いに期待したい。

 Bゾーンは好投手が多く、混戦が予想される。シード校の桐蔭は2年生左腕の坂口健心が守りのリズムを作って上位進出を狙いたい。桐蔭と初戦で対戦する串本古座は少人数ながら春は中盤まで市立和歌山と互角の戦いを繰り広げている。緩い変化球を武器とする坂根遼太(3年)の投球がハマれば面白い。

 秋4位の田辺はエースの熊野輝也(3年)が春は登板せず初戦敗退に終わっている。彼の調子次第では上位進出が見込めるだけに状態が気になるところ。4番を打つ輪玉渉馬(3年)の長打力にも注目だ。

 那賀は140キロ超えのストレートとキレのあるスライダーを武器とする谷脇弘起(3年)がプロ注目の投手として期待されている。打撃陣も打ち出すと止まらない怖さがあり、上位進出の可能性は十分にある。



注目の1年生・德丸天晴(智辯和歌山)

 Cゾーンは智辯和歌山が大本命となるだろう。1年夏から甲子園を経験している黒川 史陽(3年)、東妻 純平(3年)、西川 晋太郎(3年)は荒木大輔(早稲田実業/現・日本ハムファーム監督兼投手コーチ)や同校の先輩である道端 俊輔(現・明治安田生命)ら過去に8人しかいない5季連続の甲子園出場がかかっている。

 春は1年生の徳丸 天晴が4番を任され、夏にも中軸を任される可能性が高い。投手陣も本格派の池田 陽佑(3年)、小林 樹斗(2年)を中心に層が厚く、5季連続出場に向けて不安は少ない。中谷仁監督体制で挑む初めての夏となるが、どんな戦いを見せてくれるだろうか。

 智辯和歌山と初戦でぶつかる和歌山南陵は山元樹(3年)が注目の強打者。春は智辯和歌山に完封負けを喫したが、リベンジすることはできるだろうか。

 3回戦で智辯和歌山和歌山南陵の勝者と対戦する可能性がある高野山も侮れない。右下手投げの塩路丈瑠(3年)が相手を手玉に取る投球をすることができれば一気に勝機が見えてくる。小柄だが巧みな守備を見せる遊撃手の桂飛勇己(2年)にも注目だ。

 秋8強の日高は昨年からの主力が多く残っており、経験値で有利に立つ。エース左腕の楠山顕也(3年)や打線の中心となる宮本真光(3年)や小園陸斗(3年)といった選手がチームを引っ張りたい。