目次

[1]バランスのとれた市立和歌山、混戦したブロックに入った日高
[2]Cブロックでは田辺が一歩リードし、智辯和歌山のDブロックは超激戦区!

Cブロックでは田辺が一歩リードし、智辯和歌山のDブロックは超激戦区!



田辺・熊野輝也

 Cブロックは秋4位の田辺が優勢か。昨年からエースの熊野輝也(3年)は力のあるストレートを投げ込む好投手。4番の輪玉渉馬(3年)という打線の軸がいるのも心強い。

 昨春4強の向陽だが、秋は公式戦未勝利に終わっている。昨年から4番を打つ酒井隆成(3年)を中心に打ち勝ちたい。部員17人で秋8強に進んだ桐蔭の戦いにも注目だ。



昨秋の和歌山を制し、優勝旗を受け取る黒川史陽(智辯和歌山)

 智辯和歌山のいるDブロックは超激戦区となった。智辯和歌山は文句なしで優勝候補の大本命。細川 凌平(2年)、西川 晋太郎(3年)、黒川 史陽(3年)、東妻 純平(3年)、根来 塁(3年)と並ぶ打線は全国屈指だ。

 投手陣もエースの池田 陽佑(3年)や最速147㎞の小林 樹斗(2年)がセンバツで好投して自信をつけた。これまでの強打のイメージに加えて中谷仁監督が就任してから手堅さが増した印象がある。県内のライバルにとってはさらに手強いチームとなっているのではないだろうか。

 智辯和歌山と初戦でぶつかる和歌山南稜は創部4年目と若いチーム。長距離砲の山元樹(3年)を擁する強力打線を武器にどこまで食い下がれるか。

 和歌山東は近年、安定して上位に顔を出している有力校。速球派右腕の落合 秀市(3年)は県内でも屈指の好投手だ。秋は市立和歌山を相手に11回途中2失点の好投を見せている。

 中心打者の岡野 楓大(3年)ら打線の奮起次第では大物食いの可能性も大いにある。さらに和歌山東の初戦は箕島近大新宮の勝者となっており、どちらが来ても気を抜けない戦いとなりそうだ。

 秋3位の南部もこのブロックに入っている。双子の兄でエース左腕の鎌倉 海斗(3年)に右サイドハンドの三木翔太(3年)、昨夏に背番号1を背負った正遊撃手の周家一磨(3年)と投手層は厚い。打線も湯川友貴(3年)や尾田優吾(3年)など昨年からの主力が多く残っていて今年は勝負の年。夏の甲子園出場に向けて弾みをつけたい。

 智辯和歌山市立和歌山に注目が集まるが、他にもポテンシャルの高いチームが多い今年の和歌山。2強に割って入るチームは現れるだろうか。

(文=馬場 遼)