
投球練習をする山梨学院の選手たち
2年連続6度目のセンバツ出場を決めた山梨学院(山梨)には多くの魅力があるが、高校野球の域を超えたような充実した施設が一番注目されている。
寮が3つ

寮に常設されている酸素カプセル
山梨県甲府市砂田町に所在する山梨学院の野球部グラウンド。人工芝のグラウンドで、一塁側にある雨天練習場は、一塁から右翼までの大きな施設となっている。その雨天練習場には、ブルペンや、エルゴメーターがあり、みっちりと打ち込みができる。
寮も3棟ある。グラウンドの真横、グラウンド付近に加え、第3寮は新しくできたもので、さまざまな設備が整っているのが特徴だ。
・和室のストレッチルーム
・公営球場のようなロッカールーム
・酸素カプセル
・医務室
・ミーティングルーム
・シャワールームも完備した風呂場
・各部屋にある洗濯機、乾燥機
・清潔な選手部屋
まるでビジネスホテルのような設備だ。洗濯機が多いことは選手たちにも好評で、高校通算27本塁打の岳原 陵河外野手(2年)は「誰がどんな時間でも洗濯することができるので、寝る時間も少なくなることはないですし、とても良いと思います」と話す。
また、雨天練習場が近くにあるので、選手たちはいつでも自主練習ができる。
寮内には酸素カプセルがある。岳原は「普通じゃ入れないもので、体の調子が悪い時に入れると良くなります。夏の大会の時はみんな入ってました。体が軽くなります」と話し、遊撃手の進藤 天内野手(2年)も「自分は主に夏場に入りますが、疲れてる時とかに少しの時間入るだけで疲れが取れるので、山梨学院の設備には驚かされています。夏の大会は順番で入ってます」と説明した。
寮の消灯時間は23時。携帯は使用できるが、22時に回収というルールになっている。選手たちはプロ野球選手の動画などを見て、参考にしているようだ。