全国トップクラスの戦力を誇り、全国制覇も狙える戦力を有しているのが花咲徳栄だ。今春の公式戦では圧倒的な打棒を示した。

5回コールド 4回
県大会 チーム打率.403
春季大会総本塁打 6本
春季大会総得点 82

 圧倒的な強打を発揮した。140キロを超える投手を5人擁し、この夏、選抜未出場ながら日本一を狙える学校の1つとして注目されている花咲徳栄。昨秋は埼玉県大会準々決勝に細田学園に敗退も、その投打の総合力の高さは高く評価されていた。


「速球」と「遅球」両方とも打てる打撃練習で攻撃力アップ



飛川征陽(花咲徳栄)

 2月のオフシーズンの練習で、岩井隆監督は2月に「選手が大きく成長したと実感できる冬にする」と公言したように、県大会では圧倒的な戦いを見せた。特に課題となった打撃面についてミート力アップを課題に挙げたように、どの投手に対してもしっかりとミートすることを心がけた。

 また、岩井監督は選手の成長を実感させるために、ノーバント野球を貫いた。一見、奇抜な作戦に見えるが、選手の可能性を引き出し、選手自身が冬の練習の成果を実感できるため行ったことだ。

 さらなるパワーアップへ向けて選手たちは体作りを行い、そして打撃練習では近距離打撃を行う。これは18.44メートルから狭めて、投手はほぼ全力投球を行う。体感ではかなり速い速度だが、花咲徳栄のレギュラー打者は軽々と打ち返す。近距離打撃だけではなく、引きつけて打ち返すことを覚えるために、ゆるいボールを投げて打ち返すフリー打撃で、打撃フォームを作り上げている。

 今年の選手たちは昨秋までなかなか打ち返せない選手が多かったが、冬を超えてから的確にボールを捉えることができる選手が多くなった。

 昨秋までは浜岡 陸飛川 征陽冨田 隼吾の3人が目立つ形だったが、この夏にかけてプロ注目捕手へ成長した味谷 大誠、大型二塁手・秋山 貫太が打棒を発揮した。