目次

[1]「まっさらな状態」からスタートした新チーム
[2]手応えを感じるも課題が見えてきた冬と春

手応えを感じるも課題が見えてきた冬と春



バッティング練習を行う京都外大西の選手たち

 名門復活を印象づけた一方で課題も見えた。

 近畿大会に出場した福知山成美京都国際龍谷大平安とは全て対戦して敗れたが、その3校に比べて守備力に差があると上羽監督は感じていた。冬場はキャッチボールとスローイングに力を入れ、守備力強化に取り組んだ。一部に故障者が出て思うように練習ができない選手もいたが、「秋よりはマシにはなっている」と一定の手応えを感じている。

 冬が明けた3月は自信を深める期間となった。センバツ出場校の習志野啓新星稜と練習試合を行い、啓新には引き分け、習志野には「6対1か6対2」(上羽監督)というスコアで快勝。星稜には5対9で敗れたが、主砲の山下がプロ注目の奥川 恭伸(3年)から本塁打を放って見せ場を作った。

 それ以外の練習試合でも打線が活発な試合が多く、上羽監督は「打つことに関しての手応えは凄く持ちましたね」と打力に関してはかなりの自信を持ち始めた。だが、怪我人が出た影響もあり、春は一次戦の代表決定戦で立命館に6対7で敗戦。「みんなが負けるイメージがなかったので、チームがちょっとガタつきましたね」(上羽監督)と選手たちにとってもショックの大きい敗戦だったようだ。

 課題や反省点が浮き彫りになるも、確実に自分たちの戦い方を見つけていった京都外大西。後編では京都外大西の注目選手を紹介。また夏の甲子園出場に向けての取り組みにも迫っていく。

(取材・馬場 遼)