21年シーズン、3位に終わった巨人。シーズンの勝敗成績は、61勝62敗と負け越しに終わり、首位のヤクルトとは、大きくゲーム差をつけられる形となった。

 2年ぶりのリーグ優勝を狙う巨人。21年のドラフト1位〜3位まで指名された投手は期待以上の投球を見せている。そんな3投手の能力、現状のパフォーマンス、将来性を考えていきたい。

予想以上の快投を見せるドラ1・大勢


 ドラフト1位の158キロ右腕・大勢投手(西脇工出身・本名 翁田 大勢)が右サイド気味から投げる、伸び上がるような150キロ前後の直球には威力が感じられ、支配下に入っている投手と比較しても、負けてはいない。

 関西国際大時代の大勢は1球1球の間合いのとり方、投球の構成を見ると、アバウトに感じられ、時間がかかる印象を受けた。現在の投球を見ると、持ち味である剛速球をよりレベルアップし、しっかりと力で押し切って打ち取ろうとする割り切りが感じられた。

 また、サイド特有の135キロ前後のスライダーは、より切れ味が増して空振りを取れるようになっていた。

 ドラフト前までの評価では、1軍の登板は10試合前後。1年目は2軍で先発ならば、60イニング〜80イニング、中継ぎならば、30試合登板前後。球の威力はあり、馬力はある投手だが、期待はかけすぎず、3年かけて答えを出したい投手と思っていたが、オープン戦の好投で、首脳陣は中継ぎがベストポジションと考え、中継ぎの起用となりそう。ここまで入団前の予想を上回るパフォーマンスを見せている大勢は、開幕しても周囲を上回る快投を見せることができるか。巨人にとって大きな前進になるはずだ。